生活習慣病について
生活習慣病とは、「食習慣や運動週間、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が発症や進行に関連していく疾患群」のことである。生活習慣病は、以前まで成人病と呼ばれており、成人になってからの発症が普通と考えられていた。しかし、最近では、生活習慣によって児童でも発症の恐れがあることから改名され、生活習慣病という名称になった。
わが国で最も多い死因率なのが生活習慣病の中に位置づけられている「がん」であるが、欧米諸国では「心臓病」が死因順位の第1位である国が多い。その原因の1つとして挙げられるのが食生活である。欧米では肉を主として食べられているため、高脂血症や高血圧になり心臓に負担をかけるためである。欧米式の食事形式が取り入れられ始めたわが国でも高脂血症などの疾病の発症率が上がり、死因順位が「がん」と入れ替わる可能性も示唆されている。「心臓病」にはどのような発症、進行があり対処方法が存在するのかをこれから述べる。
「心臓病」は「循環器疾患」であり、それを大きく分けると「虚血性心疾患」(冠動脈性心疾患)と「心不全」「高血圧」の3つとなる。生活習慣病の中で最も重要視しなければならないのは...