幼児教育の基本と、教科「生活」の目標や内容との関連や連続について具体的に考察せよ。
生活科とは
生活科の教科目標としては、①具体的な活動や体験を通して、②自分と身近な人々、社会及び自然とのかかわりに関心をもち、③自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、④生活上必要な習慣や技能を身につけさせ、⑤自立への基礎を養う、というものである。すなわち、生活科の教科目標は①から⑤までの事柄を押さえて、究極的には「自立への基礎を養う」というものである。
この教科目標には次のことが背景にある。それは生活教育の基盤となるものである。
その1つは、生活科は児童の生活圏としての学校、児童、地域を学習の対象や場とし、そこでの児童の生活から学習を出発させ、学習したことは、学校、児童、地域での児童の生活に生きていくようにすることである。
2つ目は、児童が身近な人々、社会及び自然と直接かかわる活動や体験を重視し、児童が自分の思いや願いを生かし、主体的に活動することができるようにするとともに、そうした活動の楽しさや満足感、成就感を実感できるようにすることである。
3つ目は、児童が身近な人々、社会及び...