連関資料 :: レポート

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  • 教育法レポート
  • 1.はじめに   今回、この「教育法」とういう講義を受講した理由としてまず挙げられることが、これまで大学で4年間の受講を経て、大学における教育がそれ以前の小学校、中学校、高等学校で受けてきた授業形態、教育形態とは全く別のものであったことに鑑みて、大学での教育は社会的、また法的にどのようであるべきとされているのか、また国立大学法人化を受けどのように大学が発展していくのかという問題について自
  • 教育法 教育学
  • 550 販売中 2008/03/21
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  • 歴史と人間レポート
  • 歴史と人間 レポート               蘇我馬子について 蘇我馬子は550年頃、大臣であった蘇我稲目の長男として生まれた。569年に死去した稲目の後を継いで572年の敏達天皇即位の際に大臣に就任、稲目と同様に仏法に帰依し、大連であった排仏派の物部守屋と対立した。 585年に敏達天皇が崩御し、次いで即位した用明天皇が在位3年ほどで崩御すると、蘇我氏と物部氏の間で跡継ぎをめぐって争いが起こった。馬子は守屋の推す穴穂部皇子を殺し、また後には守屋を殺し、泊瀬部皇子(崇峻天皇)を即位させた。ところが崇峻天皇は、政治の実権が自分ではなく馬子にあることを不満に思い、馬子に殺意を抱くようになる。このことを知った馬子は592年、家臣の東漢直駒に命じて崇峻天皇を殺させた。 馬子は自分の姪にあたる皇太后の炊屋姫を史上初の女帝として即位させ、推古天皇とした。また、用明天皇の子で馬子の娘婿にあたる厩戸皇子(聖徳太子)を推古天皇の摂政とした。馬子は聖徳太子とともに政治の実権を握り、603年には冠位十二階を、翌年には十七条憲法を定め、仏教の奨励や政治の中央集権化を推し進める政策をとった。また、遣隋使を派遣
  • 蘇我馬子 文学 歴史学 神皇正統記 日本書紀
  • 550 販売中 2008/04/23
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  • レポート 感覚記憶
  • 感 覚 記 憶 視覚情報の感覚記憶の存在確認および保持時間と容量の測定 実施日 平成18年4月24日 はじめに  記憶は人間の心的過程のちで最も重要なものの一つである。記憶の性質は多様であり、そのため様々な観点から区分される。まず保持時間の長さによって、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に区分することができる。このうち、入力された感覚刺激がごく短時間であれば意味に符号化されずに感覚情報のまま貯蔵することができることを感覚記憶と呼んでいる。感覚記憶のうち、スパーリング(Sperling,1960)の行った実験をもとに、視覚情報の感覚記憶の存在を確認し、その容量および保持時間を測定する。 方法  実験参加者 大学生4名を一つのグループとした。  装置 ノートパソコン。(使用される表示装置の大きさにかかわらず、実験で呈示される刺激の絶対的な大きさはなるべく一定となるようにプログラムされている。)  刺激 用いられた刺激は大文字のアルファベット26文字であった。毎回の試行ではこれら26文字からランダムに選択された12文字が使用された。これら12個の文字はディスプレイ中央に3行×4列の形で呈示された。文字刺激全体の大きさは観察距離30cmで視角約4.5°であった。各試行の開始時には凝視点として“×”記号が呈示された。部分報告条件の場合にはさらに、報告すべき行を示すマーカーが文字行の左側の位置に呈示された。  手続 実験は全体報告条件と部分報告条件の両方の条件で行われた。両条件とも各施行では、まずディスプレイ中央に凝視点が1s間呈示され、続いてディスプレイ中央に互いに異なる大文字のアルファベットが12文字,3行×4列の形で100ms間呈示された。そして、ディスプレイ上の刺激文字はその後、直ちにブランク画面に書き換えられた。  全体報告条件における実験参加者の課題は、このようにして呈示されたすべての文字をできる限り多く反応用紙に記入することであった。また、文字を反応用紙に記入する順序は問われなかった。全体報告条件では9試行を行った。  一方、部分報告条件では、呈示された文字刺激がブランク画面に書き換えられた時点からある時間間隔(遅延時間)をおいて、いずれかの行の左側の位置にマーカーが100ms間呈示された。実験参加者の課題はマーカーの呈示された行にあったすべての文字をできるだけ多く反応用紙に記入することであった。全体報告条件と同様、文字を記入する順序は問われなかった。遅延時間には0,0.1,0.2,0.5,1sの五つが用いられ、それぞれの遅延条件で9試行実施された。また、各遅延条件では、上・中・下それぞれの行位置にマーカーが呈示される試行が三つずつ用意された。遅延時間と行位置の組み合わせにより15通りのやり方でマーカーが呈示されることになるが、実験では各組み合わせで3試行実施された。なお、これらの組み合わせを用いる順序は実験参加者ごとにランダムに決められた。この条件での試行数は計45であった。 結果  実験参加者ごとの全体報告条件における平均正答文字数は約3.1文字であった。呈示された部分報告条件では、遅延時間によって平均利用可能文字数に差があるものの、遅延時間0秒で、約3.4文字、0.1秒で約3.9文字、0.2秒で約4.08文字、0.5秒で約3.66文字、1秒で約2.74文字という結果になり、いずれの場合においても全体報告条件よりも文字数が高い結果となった。なお、遅延時間が0.2秒より長くなると平均利用可能文字数は減少した。全体報告条件における平均正答文字数を縦軸
  • 心理学 基礎実験 意味記憶 短期記憶 感覚記憶
  • 550 販売中 2008/05/11
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  • 界面化学レポート
  • Abstract 両性イオン脂質であるpalmitoyloleoylphosphatidylcholine (POPC)と非イオン性の界面活性剤である (oligo(oxyethylene) dodecyl ether, C12En with n=1-8) とを混合して調整した2分子膜への水和の特性についての研究が、温度25度、界面活性剤と脂質の混合モル比(RA/L)を0.1から2.0へ変化させた範囲でされてきた。POPC/C12En混合膜への水の吸着は、2つの異なった相対湿度(RH = 86.5%と97%)において定圧方法によって求められた。X線回折に加えて、2H NMRや31P NMRもこれらの混合膜の状態や構造を解析するために使用された。これらの混合膜においてPOPCや界面活性剤分子に存在するlamellar liquid-crystalline (La)相領域についてや2分子膜の疎水性コアの厚さは、これら2相の間隔を繰り返し測定することやこれらの構造における既知の事柄などから見積もられた。得られた結果は、同一条件下であらかじめ測定されたPOPCやC12Enのみの膜のデータと比較された。膜中のC12En濃度が最小(RA/L = 0.1 or 0.2)では膜のパッキングが固い結果が得られた。この現象は2分子膜と水との界面付近の分子において、混合膜中の脂質分子が減り、逆に界面活性剤分子が増えたことによるのである。徐々に界面活性剤濃度を高くすると、膜/水 界面において注目すべきこととして疎水性コアの減少や両親媒性分子の存在領域の増加が起きたのである。更に界面活性剤濃度を高く(RA/L = 1.0 or 2.0)すると、両親媒性分子の存在領域や極性を有する界面領域の増加が見られ、これはethylene oxide (EO) 鎖が長くなることでも見られるのである。脂質への水和は第一水和殻に匹敵する大きさのC12Enの存在によって減少し、そして界面活性剤のアルキル鎖の付近に存在するoxyethylene類にも水和の減少が見られたのである。残ったEO類にはRA/L = 2.0、RH = 97%時の2分子膜を除いて、界面活性剤によく見られる特徴のある水和が起こったのである。
  • レポート 理工学 界面化学 水和水 測定方法 両性イオン脂質 両親媒性分子
  • 550 販売中 2005/07/28
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  • 真珠湾攻撃に関するレポート
  • 941年12月7日、日本軍はハワイの真珠湾に奇襲をかけた。今回ビデオを見たことで、この事件、及びこれによって始まった太平洋戦争において、「情報」というものが、どのように働いたかについて考えた。翌12月8日には、宣戦布告がされると共に、「情報宣伝方策大綱」が組織されて、国内世論の指導・国外宣伝の推進にあたったという事実を始めて知って、改めて、いかに情報の扱いが、政治にとって重要であるかを感じた。 当時の日本海軍の司令官長であった山本五十六は、開戦反対の立場であったが、アメリカと戦うのであれば開戦冒頭の真珠湾攻撃が不可欠との信念で、真珠湾攻撃を指揮した。実際、その後戦況はしばらくの間日本側に有利に働いた。この、真珠湾攻撃が、日米どちらにとっても、開戦のきっかけになったのは確かであるが、この、一見自然な流れに見受けられる開戦の裏には、巧みな情報操作があったのである。日本は、宣戦布告もされていない状況で、日曜日の朝に奇襲するといった戦法をとっておいて、国内に向けた大義名分としては、「アメリカ側から追い詰められて、やむを得ず開戦する」とした。アメリカの情報機関は日本の暗号を解読していたとされている。ルーベルト大統領は真珠湾の奇襲を知っていたのだが、現地に知らせることはせず、「奇襲を仕掛けてくるような、ありえない野蛮な日本人は制裁しなくてはいけない」という世論を作り上げ、アメリカ国民を戦争の道へとつき進ませたのである。
  • レポート 政治学 真珠湾 戦争 第二次世界大戦
  • 550 販売中 2005/07/30
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  • 生活と色彩レポート
  • 生活と色彩レポートその1       (1)動物と色 まず色を感じるためには、光を反射する物体、物体を照らす光(光源)、反射光をとらえる目(視覚)が必要である。私たち人間が経験しているように昼間は太陽の光の下で様々な色を見ることができる。しかし夜間は太陽の光がなく、昼間ほど鮮やかではない。むしろ全体が黒く見える。動物は自分自身の主な活動時間や環境にこの色の見え方を対応させている。つまり動物の色覚は、その動物の活動環境によって異なるのである。例えば、主に昼間に活動する動物には色覚を持つものが多く、色を識別することで生存するための情報を得ているのに対して、主に夜間に活動する動物は色覚がなく明るさの度合いしか分からなかったり、色の識別能力が劣っている動物が多い。なぜならば、夜間は光がなく、色による情報に頼ることが不要だからである。 (2)機械と違う人間の目その1:残像現象を順応機構で説明しなさい 暗いところから急に明るいところに出ると、一瞬目が眩むことがある。これは高感度の感光物質が暗いところにいる間に大量に作られたために、光を感じ過ぎたことが原因である。しかし、この感光物質は光を受けると壊れるため、すぐに量が減って、眩しさは感じなくなる。逆に明るいところから急に暗いところに入ると、初めは何も見えない。これは、明るい状態で適量だった感光物質が暗いところでは不足したことによるが、この物質は暗い状態では徐々に増えるので、時間の経過と共に見えるようになってくる。これらは「明順応」「暗順応」と呼ばれる現象で、いわゆる明るさに対する「慣れ」である。同様のことが、色を感じる錐体でも起こる。例えば赤い色をじっと眺めていたとする。すると錐体の中の赤に感じる物質は徐々に慣れて来て、機能しなくなる。ここで突然、白い部分に視線を移すと、赤に感じる物質は急には働くことができない。その結果、白の中から赤の要素が抜けて、その補色である緑が見えてしまうのである。これを「補色残像」という。 (3)機械と違う人間の目その2:へルマンドット現象を側抑制機構で説明しなさい 下図の白ラインのクロスした部分を見ると、灰色の丸い影が見えてくる。これが「ヘルマンドット現象」である。神経細胞は一つの光感細胞とつながっているだけでなく、それに隣接する光感細胞とのリンクがあり、神経細胞からの出力は、それらを総合して行われる。その際、隣接部が明るく、隣接する神経細胞からの入力が大きいとその分神経細胞からの出力は抑制されて、弱められる。このような性質を側抑制という。つまりへルマンドットの場合を考えてみると、白が交差している部分では、隣接部に白が多く明るい。そのため神経細胞からの出力が抑制されることで暗く感じるのである。つまり、白線上の一点は両側の黒によって明るさが抑制されるのに対して、交差部分は四方向から白による抑制を受けるため相対的により多く抑制される。したがって、黒っぽい点が浮かび上がるのである。 (4)技術問題:合成染料の発明が社会に与えた影響を論じなさい 天然染料とは主に植物から抽出したものであり、特殊なものを除いてほとんどが煮立たせて抽出される。合成染料とは異なり自然物のため、色素以外の不純物が多く含まれているとともに採取された場所や時期により色素も一定でなく、少し異なる色の色素も含まれているので、鮮やかな色をそめることや同じ色に染めることには大変な技術が必要となってくる。しかし合成染料の発明にともなって、同じ色を大量に生産したり、望んだ通りの色が出せるなど、色に関して様々な自由が生まれ始めました
  • レポート 色彩 ユニバーサルデザイン 合成染料
  • 550 販売中 2006/11/27
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  • 言葉と社会レポート
  • 「ことばと社会」課題レポート  「言葉の音声的側面」について、自分の経験やそれから感じたことなどを書こうと思う。   まず、英語で「オーソドックス」orthodoxと言う単語がある。これは「正統的である様子、伝統を踏襲している」というのが本来の意味であるが、日本語で使われる場合は「普通の、特に変わったことのない」などといった意味も込められて使われることが多いと思われる。「オーソドックスな机」などというふうに。  なぜこんな話をするのかというと、何を隠そう、私はずっと「オーソドックス」ではなく「オードソックス」だと言っていたからである。どこでどう間違えたのか、原因はわからないが、何故かそう思って
  • レポート 社会学 音声的 言葉 単語
  • 550 販売中 2006/12/05
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  • マスコミ論レポート
  • 近年、マスコミによる、報道内容に疑問を問いかけたくなるような報道が増えてきている。個人情報保護法が施工されたにもかかわらず、個人を特定出来る様な報道がされる事もある。犯罪被害者の自宅や車が一斉に画像や映像になってテレビやインターネットで報道され、犯罪者自身であっても無断で中学生時代や高校時代の卒業アルバムや校舎、公開され、同級生に対してどのような生徒であったのかを尋ねると言った事件解決上必要以上の報道がされる事もある。知りたいという視聴者の気持ちを駆り立てるような誇大表現、事実とは全く内容の異なった誤報道も多く、後日マスコミ関係者が謝罪するという場面を目にする事もある。いかに視聴者の気を引くか
  • マスコミ 新聞紙法
  • 550 販売中 2007/11/13
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  • 破産法 レポート
  • BはAを雇い主として雇用契約を締結し、労務を提供しているが、Aが破産手続開始決定を受けた。次の問いに答えなさい。 (1)BがAに対して未払給与債権を有している場合に、この債権は、破産手続においてどのように取り扱われるか。 (2)破産管財人Yは、Aが雇っているすべての従業員を解雇したいと考えている。解雇を可能にする法律構成を説明しなさい。また、Bが破産手続開始後に雇用契約が終了するまで労務に従事していた場合に、その給与債権は破産手続においてどのように扱われるか。 (3)雇用契約の終了によりBに退職金請求権が発生した場合に、この債権は、破産手続上どのように取り扱われるか。 (4)破産管財人YがAの財産を調査したところ、未完成の製品があることが判明したので、新たにCとの関係で雇用契約を締結し、製品を完成させたいと考えた。Yは、どのような手続を履践する必要があるか。また、この場合に、Cの給与債権は破産手続上どのように取り扱われるか。 ――――――――――――――――  本問は、使用者が破産手続開始決定を受けた場合の労務者における債権の取り扱いを問うものである。 (1)BがAに対して未払給与債権
  • 民法 債権 契約 労働 裁判 雇用 裁判所 大学 レポート
  • 550 販売中 2009/07/08
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  • 破産法 レポート
  • 株式会社A(以下「A社」とする)につき破産手続が開始し、Yが破産管財人に選任された。次の問いに答えなさい。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (1)YがA社の財産を調査したところ、時価5000万円の甲土地には被担保債権4000万円の一番抵当権のほか、被担保債権3000万円の2番抵当権が設定され、登記が具備されていた。そこで、Yは、甲土地を破産財団から放棄しようとしている。放棄を認めると法人の自由財産となるが、そもそも法人に自由財産を認めることができるのか。放棄できると仮定した場合に、どのような手続を取る必要があるか。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (2)上記(1)の場合に、甲土地に設定された抵当権が被担保債権4000万円の一番抵当のみしか設定されていなかった場合に、破産管財人Yは、担保権を消滅させたうえで任意売却したいと考えた。破産管財人は、どのようにすればこれを実現できるか。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (3)破産手続開始前に、A社はBを買主として乙土地の売買契約を締結した。Bは、A社につき破産手続が開始した後に、破産管財人Yに対して、乙土地の所有権を主張している。問題から不明な事実は場合分けしな
  • 法律 問題 自由 法人 契約 抵当権 債権 裁判 債務 大学 レポート
  • 550 販売中 2009/07/08
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  • 教師論レポート
  • これからの教員に求められる資質能力について、具体例を挙げてのべよ。 今日の学校は、いじめ・不登校・校内暴力・学級崩壊など様々な問題を抱えている。その要員の多くは、複雑な現代社会のひずみから生じており、簡単に解決できるものではない。  これらの多くの要因が家庭や地域環境などが複雑にからみ合った問題であり、とりわけ社会の変化や家庭環境、携帯電話を始めるとする科学技術やIT技術の進歩が、子どもたちの生活や考え方に大きく影響を及ぼしていることは明らかである。しかし、学校にかかわることは学校にも責任があり、新しい学校づくりが課題となっている。 1,教員を取り巻く社会状況 「教育は人なり」という言葉があります。良い教育のためには、優れた教師が不可欠であり、学校教育の成否は教員の資質能力に負うところが極めて大きいということです。教員の職務は、学校における児童生徒に対する教育活動を通じて、その人格形成に直接関わることである。教員は、このような職責を遂行するため、教育者としての使命感・責任感や誇り、教育的愛情をもって教育活動に当たることが求められている。また教員は、子どもや保護者はもとより、広く社会から
  • 環境 子ども 社会 学校 教師 教員 地域 問題 不登校 いじめ
  • 550 販売中 2009/07/13
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  • 沈降測定レポート
  • 〔目的〕  固体粉末(粉体)は、フライアッシュのように、普通はさまざまな大きさの小粒子の集合体である。したがってその粒子の大きさ(粒度)とその分布を知ることは粉体を取り扱ううえに重要である。粉体の粒度分布は、顕微鏡法、沈降法、吸着法、ガス透過法などによって知ることができる。ここでは沈降法の一種であるアンドレアゼンピペット法を用いてニ三の粉末の粒度分布を測定し、その結果から、粒度分布の表し方を学ぶ。 〔原理〕  粒子が流体中を沈降するとき、粒子に加わる重力と粒子が流体から受ける抵抗力が釣り合うと、沈降速度は一定となる。この速度を終速度という。粒子が十分小さいときは、加速運動を行う距離は短く、はじめから終速度で沈降するとしてよい。終速度は、同じ物質でも粒子の大きさによって異なり、沈降速度が小さい範囲では、次のストークス(Stokes)の式で表される。 Vt={(ρp−ρ)g/18μ}・dp        (4・120) ここでVtは終速度(cm/s)、μは流体の粘度(g/cm・s)、ρpは粒子密度(g/cm )、ρは流体密度(g/cm )、gは重力の加速度(cm/s )、dpは粒子直径(cm)である。  式(4・120)中のdpは球形粒子の直径を表すが、実際に用いる粒子は普通球形ではないので、終速度の測定値から式(4・120)により求められる値(球形粒子相当径)をストークス径とよんでいる。  いま距離hを沈降するのに時間tを要したとすれば、Vt=h/tであるから式(4・120)から dp=〔{18μ/(ρp−ρ)g}・h/t〕        (4・121)  式(4・121)は、粒子レイノルズ数Rep(=dpVtρ/μ)が0.6以下の範囲で成り立つ。したがって、水中で粒子を沈降させるとき、この方法の適用範囲は、dp≦100μm以下である。しかし水よりも粘度の高い液体を用いると、もっと大きな粒子径まで測定することができる。
  • レポート 理工学 ストークスの式 粒度 レイノルズ数
  • 550 販売中 2005/12/11
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