連関資料 :: 組織のコンティンジェンシー理論について

資料:2件

  • 組織コンティンジェンシー理論について
  • 1.概要 従来の組織理論は、あらゆる状況に適用できる組織化の普遍的な最善策を求めてきたが、P.R.ローレンスとJ.W.ローシュは、組織と環境との相互作用において、職能部門間の分化と統合の状態を調査研究した。 その結果、最適な組織形態は環境によって条件づけられて決まるという理論の確立を行った。 また、古典的理論や人間関係論においても、コンティンジェンシー理論に包含されている。 2.調査対象・結果 「プラスティック産業」、「容器産業」、「食品産業」の3産業が調査対象であり、各産業は、研究開発部門、生産部門、販売部門の3部門以上に分化している企業である。 各産業における調査結果は、下記の通りでる。 プラスティック産業 環境の不確実性、多様性が高く職能部門は高度に分化している。そのため、各部門間の対立の解決として、統合部門が影響力を高めている。この傾向は、高業績会社に顕著に見られた。 各部門間の対立の解決に成功すると、高度の分化と高度の統合という有用な環境適用パターンが形成されることを示唆している。 容器産業 環境は最も安定的であり、分化の程度は低い。統合においては、特別要員は不要であり、上部階層で計画的になされている。顧客サービスが最大の問題であり、販売部門と生産部門が強い影響力を持ってる。 食品産業 環境の不確実性、多様性は、上記「プラスティック産業」と「容器産業」の中間にあたり、高業績会社に統合部門は存在しない。分化は「プラスティック産業」ほど要求されないため、部門間の対立も頻繁には生じていない。研究部門とマーケティング部門が強い影響力を持っていた。
  • レポート 経営学 経営戦略論 コンティンジェンシー理論 組織 contingency theory
  • 550 販売中 2006/04/17
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