資料:2件
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光合成作用の過程と重要性
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光合成と聞くと、小学校の理科の授業でふ入りのアサガオの葉にアルミニウムはくをかぶせ、ヨウ素液を使った実験をしたことを思い出す。この実験によって葉緑体が酸素とブドウ糖を作り出すということを学んだのであるが、実際葉緑体はどのような働きをするのか、またその自然における意義について詳しく調べてみた。
【光合成のしくみ】
光合成を行う場所は葉の細胞にある葉緑体というところであり、葉緑体には葉緑素という色素があり、それが光を吸収する。水分は根が地中から吸い上げ、また葉の裏側に多くある、気孔から二酸化炭素(無機物)を吸収し、これらをもとに、ブドウ糖やデンプンなどの栄養分を作り、蓄えられ、植物のエネルギーや成長に使われる。このときに酸素も作られ、気孔から空中にはき出される。気孔は光合成のためにCO2を取り込むだけでなく、呼吸のための酸素を取り込んだり、水分が蒸散させられたりする。これら一連のことはクロロフィル(葉緑体)をもった植物のみがおこなうことができる合成作用である。
光合成式は次のように表される。
6CO2+12H2O+686kcal→C6H12O6+6O2+6H2O
光合成の結果、とくに双子葉類の葉でデンプンを形成することが多くある。最初はブドウ糖がつくられるが、次第に濃度が上がるにつれてデンプンに変化してくる。これらを同化デンプンという。植物によってはショ糖、ブドウ糖、果糖などが作られ、このような葉は糖葉といい、またデンプンを形成する葉をデンプン葉という。
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