資料:15件
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特別活動の指導法 第2分冊
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学級活動・ホームルーム活動が教育課程上どのようなねらいと内容があるのかということを教師は常に意識し、指導の工夫や改善に努めなければならない。学習指導要領において、学級活動・ホームルーム活動は次のように示されている。
小学校
「学級活動においては、学級を単位として、学級や学校の生活の充実と向上を図り、健全な生活態度の育成に資する活動を行うこと」
(1)学級や学校の生活の充実と向上に関すること。
学級や学校における生活上の諸問題の解決、学級内の組織づくりや仕事の分担処理など。
(2)日常の生活や学習への適応及び健康や安全に関すること。
希望や目標をもって生きる態度の形成、基本的な生活習慣の形成、望ましい人間関係の形成、学校給食と望ましい食習慣の形成など。
中学校
「学級活動においては、学級を単位として、学級や学校の生活への適応を図るとともに、その充実と向上、生徒が当面する諸課題への対応及び健全な生活態度の育成に資する活動を行うこと」
学級や学校の生活の充実と向上に関すること。
学級や学校における生活上の諸問題の解決、学級内の組織づくりや仕事の分担処理、学校における多様な
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学級活動・ホームルーム活動の内容と評価について
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特別活動の指導法 第2分冊
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学級活動はその内容に則して、大きく二つに区分することができる。まずこの二つにおいてそれぞれのねらいや内容について考察していくこととする。
まず一つ目は、「学級や学校の生活の充実と向上に関すること」である。このねらいは、学級や学校における生活上の諸問題の解決や、学級内の組織づくりや仕事の分担処理を行うことなどである。
ここでは、学級を中心として、まずその生活の充実・向上について児童が自主的に問題を提起することからはじまる
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玉川
通信
レポート
玉川大学
特別活動の指導法
第2分冊
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特別活動の指導法 第2分冊
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学級活動のねらいは、学級活動において,学級を単位として,学級や学校の生活の充実と向上を図り,健全な生活態度の育成に資する活動を行うことである。
児童においては、学級活動は学級単位として行われる自主的・実践的な活動である。すなわち,「活動」の主体は児童であり,それも学級を単位や場とするものである。 学級生活を基盤に,集団の成員としての望ましい資質や能力・態度を育てる活動である。その活動は,集団の一員として協力して,よりよい生活を築こうとする社会性を,しかも学校生活を通じて,起こる諸問題への取り組みによって,自ら育てるものである。 諸問題の解決を通して,児童自らが自己指導能力を養う活動である。すなわち,自主的に判断,行動し自己を生かすことのできるような自己指導能力を育てる。
教師にとっては、特別活動に置いて人間としての生き方に関する指導が行われる中心的な場である。自主的・実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方の自覚を深めての自己を生かす能力を養うもとになる。また,それらを補充・深化・統合する場である。
生徒指導全機能が補充・深化・統合する場である。生徒指導が集団場面を通じて行われる教育活動の代表的なものが特別活動であり,その集約的・中心的な場でなくてはならない。
学級活動は、つぎの2つの内容から構成されている。
学級や学校生活の充実と向上に関すること
日常生活や学習への適応及び健康や安全に関すること
第一の活動内容は、学校や学級での生活を充実・向上させるために、学級の児童全員が協力して活動するものである。話し合い活動、係り活動、集会活動などがある。児童の自発的、自治的な活動とするためには、一連の活動が自発的、自治的な実践活動として効果的に展開されるように留意する必要がある。
第二の活動内容は、児童の心身の健康を増進し、健全な生活態度を育成するものである。活動の成果をあげるためには、希望や目標をもって生きる態度や基本的な生活習慣の形成などにかかわる課題を、児童の自主的な話し合い活動を取り入れつつ、また、教師の意図的、計画的な指導によって解決するように工夫することが大切である。そのような実践活動を通して、学級の一員としての自覚を深めるとともに、社会性を培い、個性を伸長することができる。
なお、学級活動は第1学年から実施されるものであるから、学級での集団活動の経験は、特別活動の他の三つの活動の基盤となるものである。学級集団での活動の経験が、その後の、クラブ活動や児童会活動の在り方を左右すると考えられる、教育活動である。
次に、小学校における「話し合い活動」を取り上げて、評価の在り方について考えていく。
特別活動の中でも、とりわけ、話し合い活動は、
子どもたちが強い関心をもって積極的に取り組も
うとする活動である。しかも、そこで養われる自発
的・自治的な態度は、将来子どもたちが社会生活を
営む上で必要な「生きる力」に直接つながるもので
ある。そこで、学級活動の話し合い活動において、
互いの意見を尊重しながら見通しをもって話し合
い活動を進める力を子どもたち一人一人に付けて
いきたい。
話し合い活動においては、学校としての一貫性の
ある評価基準の作成が必要になると考えられる。各学年や学級を個別に考えるのではなく、教員集団として組織的・系統的な指導を行うため、また、子どもたちの学年があがっても、見通しをもった指導の積み上げを行うためである。評価基準を作成したら、それを基にして、評価の場面や方法、指導の手だてについて考えていく。評価
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