教師論(2分冊)平成19年版

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    教師とは、大学もしくは教員養成学校等で取得する「教員免許状」を所有していなければできない職業である。教師が日本の将来を担う子ども達の教育に必要な知識と指導技術を修得したことを、免許状において証明しているのである。
     ここで、教師の職業的性格を述べていく。近代学校教育制度のはじまりにより、教師になるためには各府県の師範学校で教員養成を行う必要があった。第二次世界大戦後からは、教師は科学的態度に基づいて知的専門教育を行うものであり、それまでの教員養成機関を大学レベルに引き上げ、教育職員免許法を定めて、教員の養成と資格を規定するようになった。
    免許状の種類として普通免許状(さらに専修免許状、一種免許状、二種免許状に区分)、特別免許状、臨時免許状の3種類の 形態 がある。普通免許状は、一般に 大学 の 学部 に設けられる 教職課程 、 文部科学大臣 が指定する 教員養成機関 等で必要な教育を受けることで、都道府県の教育委員会から授与される代表的な免許状である。また、 教員資格認定試験 、 教育職員検定 に合格することでも授与を受けることができる。免許状は、日本国内のすべてで効力を有し、特に有効...

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