はじめに、我が国の現代社会問題として「いじめ」や「不登校」などの問題が挙げられている。また、「学級崩壊」という言葉が1997年頃から新聞やマスコミにも登場するようになった。「学級崩壊」とは、授業の不成立や学級の機能が停止した状態を表す言葉である。
それらの問題解決を目標に「いじめや不登校の子をださない学級づくり」そして「学級崩壊を起こさない学級づくり」を考察する。
<「いじめや不登校の子をださない学級づくり」>
まず、「いじめ」や「不登校」問題の原因を挙げる。
・愛情飢餓状態に陥っている生徒による「いじめ」
・教師による「えこひいき」や「差別」に対する腹いせ
・口頭:陰口・からかい・あざけり・悪口・言葉の脅し
・持ち物への侵害:隠す・捨てる・壊す
・いやがらせやお節介
・暴力
・仲間による強制使役・たかり
・集団による攻撃(無視・集団攻撃など)
以上の原因をみると、多くの問題を子ども達は抱えていることが分かる。そのストレスが原因となって「いじめ」や「不登校」に発展させていると考えられる。
教師は、常に「いじめ」や「不登校」が起こりうることを意識し、子どもの言動や態度などの観察を通して...