京大NX知能検査における知能の測定

閲覧数11,766
ダウンロード数24
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    最近テレビなどで知能やIQがしばしばとりあげられ、知能に対する人々の関心が高まっている。知能とは、ヒト・動物の脳において、感覚情報、言語情報、内的思考、記憶から再生した情報などを記録・再生、処理し、その結果を適切に出力すること、またこれらの過程を活性化する能力をさす。この過程は同時進行的に行われ、一般にはより適応的に、効率よく、より速く行う場合に知能が高いと形容する。上記の過程のいずれかに問題があると、知能の一部に問題が生じる。ウェクスラーは、知能を目的にかなった行動をし、合理的に考え、環境からの働きかけに対して効果的に対処していく能力と定義した。
    フランスの心理学者アルフレッド・ビネーはテオドール・シモンとともに政府の依頼により、学校の標準的カリキュラムについていけない精神遅滞児の判別のために、初めての知能測定尺度(ビネー・シモン法)を考案した。その後、現在に至るまで各々の知能検査が考案されている。
    知能検査は、概観検査と診断検査に分けられる。概観検査は総括的であり比較的簡単にできる。診断検査は分析的で弱いのはどの項目か細かくわかるが時間がかかる。
    また、形式的な実施法の違いによって、個別検査と集団検査に分けられる。個別検査は検査者が被検者に対して1対1で実施するもので、書く、話す、動作などの多様な反応を見ることができる。反面、実施には手間がかかり、検査者の熟練を要する。集団検査は、実施は比較的簡単で、一度に多人数を対象として実施できるので効率的である。しかし、プリント形式であるため検査の種類は制限される。個別検査は、心理相談や教育相談などさまざまな場面で使用され、個人の発達水準を知るための発達診断の1つに使用されている。集団検査は、就学時健康診断や小中学校などで実施されている。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    心理学演習B
    京大NX知能検査における知能の測定
    第1章 序 論
    最近テレビなどで知能やIQがしばしばとりあげられ、知能に対する人々の関心が高まっている。知能とは、ヒト・動物の脳において、感覚情報、言語情報、内的思考、記憶から再生した情報などを記録・再生、処理し、その結果を適切に出力すること、またこれらの過程を活性化する能力をさす。この過程は同時進行的に行われ、一般にはより適応的に、効率よく、より速く行う場合に知能が高いと形容する。上記の過程のいずれかに問題があると、知能の一部に問題が生じる。ウェクスラーは、知能を目的にかなった行動をし、合理的に考え、環境からの働きかけに対して効果的に対処していく能力と定義した。
    フランスの心理学者アルフレッド・ビネーはテオドール・シモンとともに政府の依頼により、学校の標準的カリキュラムについていけない精神遅滞児の判別のために、初めての知能測定尺度(ビネー・シモン法)を考案した。その後、現在に至るまで各々の知能検査が考案されている。
    知能検査は、概観検査と診断検査に分けられる。概観検査は総括的であり比較的簡単にできる。診断検査は分析的で弱いのはどの項目...

    コメント2件

    y_ayano 購入
    全体としては上手くまとまっていていた。
    しかし、考察においては内容が薄かったように感じた。
    2006/10/29 10:51 (18年2ヶ月前)

    koizumiito 購入
    うまくまとまっていてよかったです
    2007/07/01 12:33 (17年6ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。