鏡映描写学習における両側性転移の有無についての検証

閲覧数14,124
ダウンロード数58
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    心理学実験Ⅰ
    鏡映描写学習における両側性転移の有無についての検証
    第1章 序 論
    私たちは日々さまざまな行動を行って生活している。人間の行動は生得性の行動と獲得性の行動の大きく2つに分けられる。生得性の行動は、生まれつき備わっているもので本能に基づく行動とも言える。生得性の行動には、反射や走性などがある。獲得性の行動は、人生の経験によるものである。したがって経験に基づく行動と言える。
    獲得性の行動の中に学習(learning)がある。一般的に学習というと勉学や経験を積み重ねることを想像するが、心理学における学習とは、経験により比較的永続的な行動変化がもたらされることであり、またそれをもたらす操作、過程も学習に含まれる。
    私たちは日常生活の中でさまざまな動作をスムーズに行っている。運動は多くの場合、視覚的情報を適切に利用することによって遂行される。例えば本棚から本を取るとき、手を目的の本まで動かさなければいけないため目を閉じて取りたい本を取ることはできない。また、本を取るためには手の微妙な力加減も必要である。このように知覚と運動は密接に結びついており、この結びつきを知覚-運動協応(per...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。