キリスト教信条の象徴性について
キリスト教の諸信条(使徒信条、ローマ信条、ニカイア信条、コンスタンティノポリス信条、カルケドン信条、アタナシオズ信条)に対して用いられる概念は表象・シンボルとしてのそれである。シンボル、象徴という言葉は他者の認識と受容の徴のように、それゆえまた条約を表すように、二つのもの一緒にしてつなげることに使われるシンバレインというギリシア語の単語に由来している。この用語は信条が受容とメンバーシップのしるしを供給すること、そして共同体が共有する物語を確信する道を示している。
初期の教会において、信条は教会の受容/受け入れあうことのしるしとして、その共同体に入信する時に引き継...