高速道路と限界評価

閲覧数2,780
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    まず経済学における財としての高速道路の特性について検討する。完全な私的財には公共性がないため、原則として般財源で賄う政策は不適切であると考えるためである。
    高速道路は私的財か公共財のいずれであるか。公共財には純粋公共財と準公共財が存する。公共財の特質は、?消費の非競合性(集合消費性、共同消費性)ならびに?消費の排除不可能性を有する財であることである。公共財が社会的に最適に供給されるためには、その公共財の供給の限界費用が、各消費者のその公共財に対する限界評価の合計と等しくなくてはならない。つまり、公共財を最適に供給しようと思えば、その公共財に対する各人の評価を正確に把握し、その評価に応じた料金を徴収して公共財供給の費用を賄うことになる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    まず経済学における財としての高速道路の特性について検討する。完全な私的財には公共性がないため、原則として般財源で賄う政策は不適切であると考えるためである。
    高速道路は私的財か公共財のいずれであるか。公共財には純粋公共財と準公共財が存する。公共財の特質は、①消費の非競合性(集合消費性、共同消費性)ならびに②消費の排除不可能性を有する財であることである。公共財が社会的に最適に供給されるためには、その公共財の供給の限界費用が、各消費者のその公共財に対する限界評価の合計と等しくなくてはならない。つまり、公共財を最適に供給しようと思えば、その公共財に対する各人の評価を正確に把握し、その評価に応じた料金を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。