生徒指導は、全教師の協力の下に行われるものであるが、その場合個々の教師は、カウンセリング・マインドをもつことが求められる。つまり、児童生徒の立場に立ち、児童生徒の心を共感的に理解する必要がある。ちなみに、教師がもつべきカウンセリング・マインドについては、中央教育審議会答申「新しい時代を拓く心を育てるために〜次世代を育てる心を失う危機〜」(1998年6月30日)が「相手の話をじっくりと聞く、相手と同じ目の高さで考える、相手への深い関心を払う、相手を信頼して自己実現を助けるといったことがその中心をなしている。教員は、こうした姿勢を備えることによって、初めて子どもたちとの間に共感的な関係を作り、子どもたちから信頼される相談相手となり得る」と示しているように、受容的態度と共感的理解が基本となっている。こうした姿勢は、すべての児童生徒を対象として行われる教育相談において重要なものであるといってよい。
学校カウンセリングの意義、方法及び今後の課題について述べなさい。
生徒指導は、全教師の協力の下に行われるものであるが、その場合個々の教師は、カウンセリング・マインドをもつことが求められる。つまり、児童生徒の立場に立ち、児童生徒の心を共感的に理解する必要がある。ちなみに、教師がもつべきカウンセリング・マインドについては、中央教育審議会答申「新しい時代を拓く心を育てるために~次世代を育てる心を失う危機~」(1998年6月30日)が「相手の話をじっくりと聞く、相手と同じ目の高さで考える、相手への深い関心を払う、相手を信頼して自己実現を助けるといったことがその中心をなしている。教員は、こうした姿勢を備えることによって、初めて子どもたちとの間に共感的な関係を作り、子どもたちから信頼される相談相手となり得る」と示しているように、受容的態度と共感的理解が基本となっている。こうした姿勢は、すべての児童生徒を対象として行われる教育相談において重要なものであるといってよい。
また、全国の公立中学校において、すべての生徒が専門的な教育相談を受けることができる体制を整備することを目的として、文部科学省はス...