ペトリネットのオリジナル理論

閲覧数1,770
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2.5 TIMED EVENT GRAPHS
     ペトリネットのオリジナル理論では、イベントの順序を扱っており、イベントの起きる時間に関する問題は解決されていない。しかし、性能評価に関する問題にとっては、時間の概念を取り入れられる必要がある。時間の概念はトランジションの発火時間とプレイスにおけるトークンの滞在時間という2つの基本的な方法で取り入れられている。
     発火時間は製造における生産時間を表すために用いられている。この時、トランジションは作業機械等を表している。
    Definition 2.42(Firing time)
     トランジションの発火時間とは、トランジションの発火が始まってから終わるまでにかかる時間のことである。
    トランジションで消費されるトークンは発火時間中には前のプレイスに留まり続けると定義する。これらを予約トークンと呼ぶ
    プレイスにおける滞在時間は輸送・通信時間を表すために使われる。トランジションがトークンをプレイスに送り出すと、このトークンはすぐに次のトランジションへ発火可能状態になるわけではない。というのもトークンははじめにそのプレースでholding timeだけ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。