「これからの公共性」

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    計画行政論レポート
     
    「これからの公共性」
     「公共性とは何か?」そう思い、公共性について調べてみた。すると公共性とはそもそも西洋で“神のもとに生を受けたものども全員”ということを指し、これは日本において日本国憲法に天皇と公共性が併記されているのを考えると、天皇の下に生を受けたものども、と捉えられる。しかし、日本の場合は日常生活の中で天皇が絶対的権威であるわけではなく、天皇は統合の象徴という位置付けであることから、日本では公共性の本来の意味は得がたい。また、公共性とは「私的なもの」と対立するものであり、それゆえに政治権力などの“私”的なものが独占的に権力を行使するものではない。このような論点から明確なように、日本における公共性とは、天皇に変わり、政治、自治体が代表してきたことが背景にある。そして、ここ数十年、政治が握ってきた公共性も時代の流れが高度経済成長を経て、その意味合いも変わり、再び本質を問われてきている。しかしながら現在、公共性の本質を問われながらも未だにこれまでの流れを払拭できずにいる。
    有名な長野県の田中知事のダム建設問題や吉野川可動堰問題、第二東名高速道路建設問題などが...

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