たんぱく質の定量(ケルダール法)

閲覧数41,358
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.目的・原理
    【目的】
    ケルダール法を用いて試料(玉露茶葉)のたんぱく質の定量を行う。
    実験結果と試料の成分表示値を比較する。

    【原理】
    試料(食品など)に過剰の濃H2SO4を加えて加熱分解すると、分解と同時に酸化還元反応がおこり、たんぱく質などに含まれる窒素はNH3に変わり(有機物の分解炭化にあたって生成する水素はNH3の生成を促進する)、(NH4)2SO4の形として硫酸中にとどまるが(NH3は直ちにH2SO4と化合し、(NH4)2SO4となる)、その他の元素はCOやCO2、SO2、H2Oなどになり揮散していく(分解過程)。このアンモニアを水蒸気蒸留にて、既知濃度・既知量の希酸にトリップさせる(蒸留過程)。アンモニアをトリップした希酸を既知濃度の希アルカリにて滴定する(滴定過程)。希酸としてホウ酸を用いた場合、ホウ酸がほとんど解離しないことから、既知濃度の希酸にてホウ酸にトリップされたアンモニアを滴定する。滴定量から食品由来のアンモニアの量を求め、たんぱく質量に換算する。
    2.実験方法
    (1)試料名及び加水分解
    玉露茶葉 (電子天秤にて、薬包紙に包んで約0.6〜0.7gに精秤したもの。A、Bそれぞれで1つずつ準備する。)
    加水分解については操作の欄に詳しく書く。

    (2)試薬(作成方法)
    【分解】
    ·濃硫酸
    【注】硫酸は試料1g当たり5〜10mlを必要とするので、試料が2g以上の場合には、加える硫酸と分解触媒の量を増やすこと。
    ·分解触媒(分解剤、接触剤に同じ)
    K2SO4とCuSO4の粉末を9:1の割合で混ぜたもの。
    【注】分解触媒を加えることにより、分解時間を短くすることができる。また、沸点上昇と反応促進作用がある。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    レポートNO.6
    たんぱく質の定量(ケルダール法)
    実験実施日2006年6月13日~7月4日
    レポート提出日2006年7月11日
    1.目的・原理
    【目的】
    ケルダール法を用いて試料(玉露茶葉)のたんぱく質の定量を行う。
    実験結果と試料の成分表示値を比較する。
    【原理】
    試料(食品など)に過剰の濃H2SO4を加えて加熱分解すると、分解と同時に酸化還元反応がおこり、たんぱく質などに含まれる窒素はNH3に変わり(有機物の分解炭化にあたって生成する水素はNH3の生成を促進する)、(NH4)2SO4の形として硫酸中にとどまるが(NH3は直ちにH2SO4と化合し、(NH4)2SO4となる)、その他の元素はCOやCO2、SO2、H2Oなどになり揮散していく(分解過程)。このアンモニアを水蒸気蒸留にて、既知濃度・既知量の希酸にトリップさせる(蒸留過程)。アンモニアをトリップした希酸を既知濃度の希アルカリにて滴定する(滴定過程)。希酸としてホウ酸を用いた場合、ホウ酸がほとんど解離しないことから、既知濃度の希酸にてホウ酸にトリップされたアンモニアを滴定する。滴定量から食品由来のアンモニアの量を求め、たんぱ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。