◎ 高血圧
基準値
変動要因
注意点
収縮期>130
拡張期<85
精神面(白衣性高血圧)
測定肢位
日内変動
その他
高血圧に等尺性運動は不適
β-遮断薬による徐脈
自覚症状
高血圧:動悸、めまい、頭痛、肩こり、息切れなど
低血圧:易疲労性、脱力感、四肢寒冷、集中力低下など
脳血管障害の危険因子として、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が関与していることが多い。脳血管障害に糖尿病を有する場合、再発率が高いといわれ、糖尿病神経障害の合併も加わり、運動機能の回復は不良とされている。また、糖尿病性の動脈硬化や腎機能障害の合併も影響し高血圧を生じることも多い。
◎ 高血圧の薬
血圧を下げるには、血管を流れる血液量を減らすか、血管を拡げるかの2種の方法がある。薬は利尿薬、交感神経抑制薬、血管拡張薬の3種に大別される。
・ 利尿薬:尿量を増やし、血液中の水分と塩分を追い出し血液の量を減らす。
・ 交感神経抑制薬:血圧を上げようとする交感神経からの分泌物の作用を遮断する。これには血管の収縮を防ぐα遮断薬と、心臓の機能を抑え、血流の増加を防ぐβ-遮断薬の2種がある。
・ 血管拡張薬:Ca拮...