目次
1.カテーテル感染を起こす割合が高い
2・カテーテルを自己抜去する割合が高い
3.糖代謝に異常をきたす割合が高い
4.真菌性眼内炎(内因性)を併発することもある
5.穿刺部位の管理
カテーテルの観察
全身状態の観察
中心静脈ルートの取り扱い
4項目
1.薬液注入の原則
2.カテーテル抜去の予防
2項目+α
3.カテーテル自己抜去の予防
4項目+α
4.高血糖を回避するために
5.日常生活行動の注意
7項目
6.空気塞栓の防止
4項目+2
7・カテーテル閉塞の防止
1.カテーテル感染を起こす割合が高い
血管内に留置するカテーテル類のなかで、最も高率に感染が認められ、およそ90%を占めるとの報告がある。
カテーテル感染はカテーテル先端の血栓に細菌が増殖して発症する。症状は、突然の発熱(38℃以上)、または37℃台の発熱が続いた後の上昇傾向(稽留熱、弛張熱)、白血球数増加、CRPの上昇、耐糖能の低下(高血糖および尿糖の陽性)-などである。発熱の原因がほかに見あたらない場合にカテーテルを抜去すると、48時間以内に解熱する。
2・カテーテルを自己抜去する割合が高い
点滴につながれているといった拘束感に加え、食事が摂取できない場合も多く、ストレスからカテーテルを引き抜いてしまうことがある。
1.カテーテル感染を起こす割合が高い
血管内に留置するカテーテル類のなかで、最も高率に感染が認められ、およそ90%を占めるとの報告がある。
カテーテル感染はカテーテル先端の血栓に細菌が増殖して発症する。症状は、突然の発熱(38℃以上)、または37℃台の発熱が続いた後の上昇傾向(稽留熱、弛張熱)、白血球数増加、CRPの上昇、耐糖能の低下(高血糖および尿糖の陽性)-などである。発熱の原因がほかに見あたらない場合にカテーテルを抜去すると、48時間以内に解熱する。
2・カテーテルを自己抜去する割合が高い
点滴につながれているといった拘束感に加え、食事が摂取できない場合も多く、ストレスからカテーテルを引き抜いてしまうことがある。
3.糖代謝に異常をきたす割合が高い
糖の過剰投与に加え、患者の耐糖能が低下していることで発生する。症状としては、高血糖による浸透性利尿がみられ、脱水状態をきたすこともある。また、口渇や意識障害などを認める場合もある。従って、段階的に体を高張液に慣らす必要があり、その過程で血糖や尿糖値のチェックが必要になる。尿糖が強陽性で血糖値が250mg/dL以上を超える場合、インスリ...