小児の発達段階(幼児期)
1.概観
幼児期は、ほぼ3歳ごろから始まり、6歳ころまで続く時期で、就学前児童期ともよばれる。幼児期の子供は、自制心がかなりでき上がり、遊びの技能も優れたかたちとなる。他の人々を観察し、模倣力も十分に育ってくる。また空想生活が豊かになるとともに、学習能力も向上し始めることが、特徴としてあげられる。この時期には、子供は積極性と自制心の間で、葛藤を経験することになる。子供は、自分のニードを満たそうとして、主導的積極的にふるまうが、やりすぎて罪責を感・・・
2.発達課題・・・6項目
3.看護ケアの指針・・・5項目
小児の発達段階(幼児期)
1.概観
幼児期は、ほぼ3歳ごろから始まり、6歳ころまで続く時期で、就学前児童期ともよばれる。幼児期の子供は、自制心がかなりでき上がり、遊びの技能も優れたかたちとなる。他の人々を観察し、模倣力も十分に育ってくる。また空想生活が豊かになるとともに、学習能力も向上し始めることが、特徴としてあげられる。この時期には、子供は積極性と自制心の間で、葛藤を経験することになる。子供は、自分のニードを満たそうとして、主導的積極的にふるまうが、やりすぎて罪責を感じることがままある。
精神分析的な人間発達理論では、幼児期は男根気またはエディプス期と称され、小児性欲の発達が完結するときと...