ムーアの分類の解説 及び 侵襲時の生体メカニズム~視床下部・下垂体・副腎・交感神経系~

閲覧数25,276
ダウンロード数46
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    侵襲とは・・・
    手術・外傷・熱傷・出血・感染・疼痛・低酸素などから,輸血・飢餓・脱水のほか,不安や恐怖などといった精神的苦痛まで、幅広いものが含まれる。
    特に手術は疾患を治療するための外科的療法であるが,生体にとっては過大で、
    かつ最も代表的な侵襲となる
    生体は侵襲に対して恒常性を維持するために,神経系・内分泌系を中心に防御反応を示す。
    一般的に侵襲の程度が増大すればするほど,この反応は大きくなり,それに伴って体温・脈拍・呼吸・血圧・尿量といったバイタルサイン(生命徴候)が大きく変動する。
    手術ではまず,原疾患に対する手術術式・手術時間・出血量などによって侵襲の程度が大きく左右される。
    ①視床下部・下垂体・副腎・交感神経系,②腎・副腎皮質系,③膵島系から
    (1)視床下部・下垂体・副腎・交感神経系
    ①視床下部・交感神経・副腎髄質系
    手術侵襲は,求心性インパルスによって視床下部に到達し,交感神経中枢を刺激し、副腎髄質からカテコールアミン(アドレナリン,ノルアドレナリン)を分泌する.
    このカテコールアミンは,重要臓器の血液を保持するという生体の恒常性に大きな役割を果たす。
    →すなわち,末梢血...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。