IVHポート挿入 (IVH:intravenous hyperalimentation)
目的 家庭で中心静脈栄養を行うことにより入院生活から解放し、家庭・社会復帰をも可能にし、また、患者・家族のquality of lifeを向上させるため
適応
疾患
短腸症候群や広範腸管機能障害などで今後も長期(3ヶ月以上)中心静脈栄養が必要と予測される場合
悪性疾患で化学療法との併用治療を積極的に在宅で行う場合
静脈栄養を必要とする悪性疾患末期で一時的に家庭・社会復帰を希望する場合
病状 一般状態が比較的安定しており、家に帰っても、今後特に医療上不都合と考えられることがない(重篤な状態で輸液内容をたえず変更しなければならないような患者は適応となりにくい)
その他 患者・家族の十分な協力が得られ、本人・家族が在宅静脈栄養法を希望した場合
禁忌 感染症、菌血症、敗血症があるか、その疑いがある患者 患者の体がポートやカテーテルの大きさに比べて小さすぎる場合 患者がポートの材質に対してアレルギー反応を示すか、その疑いがある場合
予測される合併症
カテーテル挿入手技に関連したもの ...