「肝疾患の患者さんへ」のパンフレット
目的:
肝臓の生理や働きを知ることにより病識を持ち、日常生活の注意点が理解できる。
対象:
肝疾患の患者
主な内容:
肝臓の働きと日常生活の注意点やアドバイス
使用方法:
患者へのムンテラ内容を十分に把握した上で行う。
患者と一緒に読み合わせをし、質問、疑問があれば説明を加える。あるいは、患者自身が読み理解しにくいところ、不明な点に対して解答する。
肝疾患の患者さんへ
説明日: 月 日 説明者:
♯肝臓とは
体の中で最も大きな臓器です。成人で約1200gの重さがあり、肝臓へ流れる血液の量も大変多く、心拍出量の1/4~1/3が肝臓を通過していきます。
肝臓は普通はごく一部の肝細胞だけが働いて後は休んでいます。しかし、万が一肝細胞の機能が低下した時には、残りの肝細胞が総出動し、フル回転で自分の役割を果たし続けます。これは、肝臓の再生能力が旺盛なためであり、このために他の臓器と違い病状が進んでも自覚症状(特に痛み)がない臓器なので、かなりすすんでからでなければ発見され...