入室の際は,再度,患者本人に名まえを名のってもらい,カルテ,ネームバンド,ネームテープの照合による患者確認を行う。
入室は1人ずつ行い,患者とカルテは必ずいっしょに移動させ,他の患者と取り違えないようにする。
また移送時は、患者の不安や緊張をやわらげるような声かけや,移送中の患者の安全の確保が必要である。
手術室への引き継ぎの際は,患者の意識がはっきりしている場合には,患者本人に名まえを名のってもらい,病棟看護師と手術室看護師で同時にカルテ,ネームバンド,ネームテープと患者が違っていないことを確認する。
(1)患者の氏名。年齢・性別
(2)予定手術名
(3)患者の状態(体温・脈拍。呼吸・血圧など)
(4)手術前の処置(浣腸,胃洗浄,輸血・輸液の有無とその内容・量など)
(5)前投薬の種類・量・時刻
(6)血液型
(7)剃毛部位
(8)挿入カテーテル類の有無
(9)装着品の有無(補聴器など)
(10)アレルギーの有無など
l患者の診察録(カルテ),手術連絡票,看護日誌、温度表,心電図・Ⅹ線写真,手術同意書・輸血同意書,寝衣など。
不安
手術に対する恐怖や不安から強いストレスを生じている。...