脳槽シンチグラフィ(システルノ)
目的
脳脊髄液(CSF)と生理的に類似した放射性医薬品を、脳脊髄液腔内に注入すると空気などと異なり、生理的なCSFの流れに従って循環吸収される。従ってトレーサー注射後、経時的に撮影することによりCSFの動態並びに分布(閉塞及び吸収障害の程度)を知ることができる。
対象
脳脊髄液腔病変の診断
禁忌
頭蓋内圧が著明な亢進を示し、乳頭浮腫が認められる患者
後頭蓋窩の腫瘍が疑われる患者(乳頭浮腫の有無にかかわらず)
必要物品
放射性医薬品インジウムDTPA1ml(37mBq)、滅菌手袋(医師用)1双、滅菌セッシ2本又は滅菌消毒用綿棒2本入りパック、滅菌紙...