糖尿病性腎症

閲覧数2,834
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    糖尿病性腎症
    腎臓の中にある糸球体は、血液中の老廃物を尿中に排泄する、ろ過器の働きをしている。しかし、血糖コントロールが悪く、高血糖状態が続くと、糸球体を構成している細かい血管が動脈硬化を起こして固くなり、糸球体の組織の目が粗くなって、ろ過機能が低下します。
    するとたんぱく質が糸球体の網の目を通り抜けてたんぱく尿が出たり、尿をつくる働きが低下して老廃物が排泄されなくなり体内にたまる糖尿病腎症になる。
    進行すると、腎不全から尿毒症となり透析が必要となる。
    看護・治療・検査
    慢性腎不全の治療目標は,腎機能低下の阻止にある1)。
    1)食事療法
    ①低蛋白食
    食事療法の基本は低蛋白食と十分なエネルギーの確保にある。低蛋白食は,窒素を構成成分にもつ老廃物の産生量を減少させるので、尿毒症症状の出現を抑える効果があるが,それと同時に消費エネルギーと同量ないし,それ以上のエネルギーを摂取しなくてはいけない。
    ②減塩食
    浮腫や高血圧があればNaの貯留を防ぐために塩分制限を行う。しかし,厳重な制限は体液量減少のために腎機能のさらなる低下につながる。
    ③症状に応じた制限
    高K血症:生野菜・果物や刺身は禁止
    高...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。