脊椎麻酔(腰椎麻酔)に関すること

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    脊椎麻酔(腰椎麻酔)に関すること
    脊椎麻酔とは
    脊椎麻酔(spinal anesthesia)とは、穿刺によって脊椎のくも膜下腔へ局所麻酔薬を注入し、脊髄神経前根、および後根を遮断する麻酔法である。脊髄の円錐以下は馬尾(脊髄神経繊維の集まり)となり、脳脊髄液内に浮遊している。ここは成人では腰椎L2の高さにあたり、脊髄を損傷しないように、穿刺はL2以下から行われる。
    目的
    局所麻酔薬をくも膜下腔に注入することにより生じる麻酔で、脊髄の前根、後根とともに交感神経も遮断させ、広い領域の主として知覚神経を麻痺させる(腰椎麻酔のうち麻酔が仙骨神経のみに作用するものをサドル麻酔という)。
    適応
    腹部以下の手術に適応となる  下腹部、会陰部、下肢の手術  鼠径ヘルニア、虫垂炎、子宮筋腫、帝王切開、泌尿器科のTUR,痔瘻、痔核、下肢の骨接合など
    全身麻酔を避けたほうがよい症例:肝機能障害、腎機能障害、呼吸機能障害、代謝障害をもつ患者
    絶対禁忌
    大量出血、脱水、ショック状態のある患者
    血液凝固機能に異常のある患者
    穿刺部位に炎症や腫瘍があり、穿刺により硬膜外腔に波及する可能性がある患者 ...

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