脊髄造影(ミエログラフィー)
目的
腰椎穿刺にて、くも膜下腔に造影剤を注入し、患者の姿勢を変えながら造影剤の通過状況をレントゲン線透視下で観察し、狭窄、閉塞、欠損像などから脊髄腔内外の病変の診断を行う
対象
脊髄、脊椎、頚椎の疾患患者
禁忌
頭蓋内圧亢進患者、後頭蓋窩の占拠性病変
予測される危険性または合併症
造影剤によるショック
必要物品
中央放射線部で準備するもの 造影剤(オムニパーク240注 10ml1~2本)、ワゴン車
中央放射線部へ持参するもの(腰椎穿刺に準ずる) ルンバール針(成人21G)、エクステンションチューブ(細)1~2本、ものさし、注射器10ml2本、18G注射針1本、25G注射針1本、滅菌手袋、デッキ(大1~2枚、小1枚、穴あき1枚)、局所麻酔薬(1%キシロカイン20ml)、ガーゼ交換車、点滴セット、血圧計、救急薬品(ペンタジンも含む)、カルテ、X-P
方法
1.事前の準備
前日患者にオリエンテーションを行う。
検査1食前より絶食、検査3~4時間前より絶飲にする。
検査前に患者のバイタルサインの測定、一般状態の観察をし、検査申し送り表に記載...