精神科における注意事項
目的
危険物による自傷・他害を防ぎ、患者の安全を図る
鍵の徹底管理により、無断離院を防ぐ
病状など場合によって面会・通信を制限することで、精神状態の安定やトラブル防止を図る
外出・外泊を社会復帰の前段階とする。
適応
精神疾患の急性期、入院時・外泊の初期・帰院時・面会時など
主な内容
1.危険物の管理
入院時・帰院時・面会時には患者、家族の荷物点検を行う。また毎週一回(定期)・必要に応じて適宜、荷物点検を行う。
危険物:カミソリ、はさみ、針、果物ナイフ、マッチ、ライター、ガラス、陶磁器類、風呂敷き、ベルト、ネクタイ、コード類、爪楊枝、ヘッドホン、鏡、スニーカーのひも、鞄のひも、ストッキング、ナイロンタオル、洗剤など
2.鍵の管理
施錠個所と鍵の場所を把握しておく。
鍵の紛失時は上司に報告する。発見できない時は、勤務交代時に申し送り、患者の動向の観察と各出入り口、非常口のチェックを十分に行う。
ドアの開閉時は患者の出入りがないよう十分注意し、出入りの都度必ず施錠し確認する。
3.自殺について
自殺を起こしやすい患者の特徴は、うつ病の重症・回復...