心臓カテーテル検査
目的
大血管や心臓内へカテーテルを挿入し、血行動態検査と造影により心機能の評価と機能的異常、解剖学的変化を確認し、確定診断及び手術適応などを決定する。
対象
狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋症、心不全
禁忌
ヨード過敏症、出血性素因、重症の肝、腎疾患
非代償性心不全
精神病患者や本人の協力が得られない患者
重症感染症患者
高齢者 上記の場合はリスクが高い
予測される危険性または合併症
心筋梗塞(急性冠動脈閉塞)
動脈塞栓症:形成された血栓が、下肢塞栓症、脳梗塞、などを引き起こす可能性がある
心臓の穿孔:心腔内でカテーテル操作中に先端を心筋に押し込んでしまうような場 合に起こる。 心タンポナーデによる胸痛、背部痛、頻脈、血圧低下、心拍出量低下、心停止などを生じる。
不整脈:心房細動、心室細動、心室頻拍、房室ブロック、徐脈など、カテーテルの心房、心室、刺激伝導系への刺激のために起こる。
ショック:出血、薬剤アレルギー(造影剤、抗生剤、麻酔剤)、迷走神経反射などによるショックを引き起こす可能性がある。
発熱、感染
カテーテル穿刺部の出血...