血液管理
目的
血液製剤の適正管理の徹底により、輸血の安全性を確保する。
血液製剤の供給には、正確に迅速に対応する。
在庫血液の有効期間と効能効果
赤血球M・A・P
ヒト血液から血漿及び白血球層の大部分を除去した後、赤血球保存液(MAP液)を加えた血液で、採血後21日間有効、4~6℃に保存する。血中赤血球不足又はその機能廃絶に適する。
新鮮凍結血漿(FFP)
ヒト血液から分離、または血液成分採血で採取した新鮮な血漿を凍結したもので、-20℃以下に保存し、採血後1年間有効。使用時には、37℃の温湯にて解凍し、3時間以内に使用する。血液凝固因子の補充及び循環血漿量減少の改善と維持に用いる。
日赤注文製剤の有効期間と効能効果
人全血液CPD(WB)
ヒト血液に、赤血球保存液(CPD液)を加えたもので、採血後21日間有効、4~6℃に保存する。一般の輸血適応症に用いる。
洗浄赤血球(WRC)
血漿の大部分を除去した赤血球層を生理食塩液で洗浄後、生理食塩液を加えた血液で、製造後24時間有効、4~6℃に保存する。貧血症又は血漿成分などによる副作用を避ける場合に用いる。
白血球除去赤血...