胸腔穿刺
目的
体内に貯留する空気、液体(浸出液、漏出液、血液、膿)を排除し、虚脱した肺の再膨張を促す。
胸水の大量な貯留による、心臓の圧迫を避ける。
排液の性状(血液、非血液か膿性液、比重、蛋白含有量、細菌、腫瘍細胞)を検索する。
胸腔内に直接、抗生物質や抗癌剤を注入する。
貯留液による炎症や感染を防ぐ。
人工的に胸腔内に空気を注入し人工気胸をおこす。(肺結核の治療)
必要物品
胸腔穿刺針、アスピレーションキット、三方活栓、エクステンションチューブ、局所麻酔薬、注射器10ml、カテラン針22G、18G注射針、滅菌ゴム手袋、消毒薬(イソジン、ハイポアルコール)、デッキ(大、穴あき...