気体注入
目的
裂孔原性網膜剥離で、裂孔を含む領域を網膜色素上皮に持続的に圧着させ、網膜後凝固を可能にするため。
凝固後に、その瘢痕が完成するまで凝固領域の網膜剥離を防止するため。
適応
裂孔原性網膜剥離で、その裂孔が1個、または複数個でもその広がりが30°以内に入り、上方240°以内にあるもの。
増殖性硝子体網膜症をもたず、重篤な緑内障でもないもの。 以上1~2の条件をみたす患者。
方法
医師が無菌的に採取した気体(SF6あるいはC3F8)を硝子体内に0.3~0.6ml注入する。
気泡が裂孔部を覆うような体位指示をとるように、その必要性、体位保持時間の目安などを医師より説明を受ける...