抑制法
目的及び対象
患者を安全に保護し、または安静を保持するために、全身的にあるいは身体の一部分の運動制限を他動的に行うことである。
不穏状態や意識障害などにより、患部の安静が必要な時期でも安静保持ができない場合やベッドからの転倒、転落などの危険性が高い場合に行う。また、挿管チュ-ブ、点滴、ドレーン類、尿道留置カテーテル、胃チューブ、創部ガーゼなどの自己抜去の危険性が高い場合にも行う。
予想される危険性
循環障害、関節の機能障害、呼吸障害、擦過傷、精神的苦痛
必要物品
タオル、目的や部位に適した抑制帯
抑制の種類と方法
1.四肢の抑制(四肢の仮縛)
手足を無造作に動かし、挿管チ...