輸血時の看護
目的
循環血液量の補充、確保
組織への血液酸素運搬能力の改善
血液成分の補充
凝固因子の補充
血漿蛋白の補充
特殊な治療法としての交換輸血
適応
赤血球の補充が必要な患者。内科的には、白血病や再生不良性貧血、悪性腫瘍、膠原病、腎不全などに伴う貧血、抗癌剤投与が原因の骨髄抑制による貧血など。外科的には、手術における出血。
血小板の減少または機能の異常により、重篤な出血ないし、出血の予測される患者。
血液凝固因子の補充、循環血液量減少の改善と維持が必要な患者。
必要物品
輸血セット(製材と患者に適したもの)、血管確保用具一式(翼状針、留置針、ヘパリン生食入り注射器、酒精綿、駆血帯など)
方法
輸血指示
PCオーダー97帳票出力を選択し、輸血使用予定者一覧をひらう。
処置検査実施簿に2名以上で確認し、転記する。この際、患者名、血液型(ABO,Rh)、血液製剤名、必要単位、使用場所の確認をする。
医師より、患者への説明と同意があったことの確認をする。(輸血承諾書、輸血説明書の確認)
血液製剤受領(輸血部から病棟へ)
時間内出庫分はすべて輸血部で照射し...