母性看護学実習・事前学習15ページ 産褥期

閲覧数53,034
ダウンロード数112
履歴確認

    • ページ数 : 15ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【褥婦】
    1)産褥期とは
    産褥とは、分娩が終了し、母体の生理的変化が非妊時の状態へ戻るまでの状態をいい、その期間を産褥期という。分娩後2時間(分娩第4期)から6~8週間と定義される。
    2)退行性変化
    ①退行性変化とは
    妊娠40週の間に身体に生じた変化が、妊娠前の状態に戻ることで、復古現象ともいわれる。
    全身の解剖ならびに機能の生じる変化
    子宮ならびにその他の性器が妊娠前の状態に戻る変化
    分娩時に産道や会陰に生じた創傷が治癒する変化
    子宮収縮は・・・
    胎児やその付属物や羊水の娩出によって子宮の容積が減少すること
    オキシトシンの作用により子宮筋細胞自体が小さくなること
    エストロゲンの分泌減少により、子宮の増殖が阻止されること
    プロゲステロンの分泌減少によって、平滑筋の緊張が戻ること
    ②退行性変化を促すケア
    子宮収縮を促す:アイスノンなどの氷枕を用いて子宮に冷却刺激を加える。産褥体操や骨盤底筋体操を行う。授乳を行い、乳頭への吸綴刺激によってオキシトシンの分泌を促進させる。
    子宮収縮を阻害する要因を排除する:尿意の有無に関わらず3~4時間おきに定期的に排尿を試み、膀胱での尿の貯

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【褥婦】
    1)産褥期とは
    産褥とは、分娩が終了し、妊娠・分娩に伴う母体の生理的変化が非妊時の状態に戻るまでの状態を指し、その期間を産褥期という。分娩後2時間(分娩第4期)から6~8週間と定義される。
    2)退行性変化
    ①退行性変化とは
    妊娠40週の間に身体に生じた変化が、妊娠前の状態に戻ることで、復古現象ともいわれる。
    全身の解剖ならびに機能の生じる変化
    子宮ならびにその他の性器が妊娠前の状態に戻る変化
    分娩時に産道や会陰に生じた創傷が治癒する変化
    子宮収縮は・・・
    胎児やその付属物や羊水の娩出によって子宮の容積が減少すること
    オキシトシンの作用により子宮筋細胞自体が小さくなること
    エストロゲンの分泌減少により、子宮の増殖が阻止されること
    プロゲステロンの分泌減少によって、平滑筋の緊張が戻ること
    ②退行性変化を促すケア
    子宮収縮を促す:アイスノンなどの氷枕を用いて子宮に冷却刺激を加える。産褥体操や骨盤底筋体操を行う。授乳を行い、乳頭への吸綴刺激によってオキシトシンの分泌を促進させる。
    子宮収縮を阻害する要因を排除する:尿意の有無に関わらず3~4時間おきに定...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。