術直後の患者を受け入れる環境について
手術直後は、生体内部では恒常性を保とうとして大きな変化がおこつている。一方、外
部からは手術侵襲からの回復を助けるための治療が行われる。手術部位や術式によつ
ては、バイタルサイン(生命徴候)が不安定なまま帰室する場合もある。患者は、創部痛、
各種チューブ類の不快感や悪寒などを訴えることが多く、身体的にも精神的にも苦痛な
状態にある。
<手 術後の環境に対する援助>
予定されている手術部位や術式、手術侵襲の程度、麻酔の種類などから手術後にお
こる状況を予測し、安全=安楽であるように環境を整える。
① 手術後のベッドの準備
手術創部からの出血や疹出液・吐物・排泄物による汚染に備えて、ビニール(ま
たはゴム)シーツを用意し、横シーツで覆つてオープンベッドにする。また電気毛
布であらかじめ保温し、手術後の循環・体温の変化に備える。手術侵襲の程度や
手術終了時間によつては、病棟内の重症室にペッドを準備する。
② 必要物品の準備
手術後の全身状態を予測して、観察および回復をたすけるために必要な器械口器
具類を準備しておく。これらは目的に応じて選択する。
手術後
術直後 の患者を受け入れる環境について
手術直後は、生体内部 では恒常性を保とうとして大きな変化 がおこつている。一 方、外
部からは手術侵襲からの回復を助 けるための治療 が行われる。手術部位や術式によつ
ては、バ イタルサイン(生命徴候)が不安定なまま帰室する場合もある。患者は、創部痛 、
各種チューブ類 の不快感や悪寒などを訴えることが 多く、身体的にも精神 的にも苦痛な
状態にある。
<手 術後の環境に対する援助 >
予定されている手術部位 や術式、手術侵襲の程度、麻酔 の種類などから手術後にお
こる状況を予測し、安全 =安楽であるように環境を整える。
① 手術後のベッドの準備
吐物 ・
手術創部か らの出血 や疹 出液 ・
排泄物 による汚染に備 えて、ビニー ル (ま
たはゴム )シーツを用意 し、横シー ツで覆 つてオープンベッドにする。また電気 毛
布であらかじめ保温し、手術後の循環 ・
体温 の 変化 に備える。手術侵襲の程度や
手術終 了時間によつては、病棟内の重 症室にペッドを準備する。
② 必要物品の準備
手術後の全身状態を予測して、観察および回復をたすけるた...