《介護者の健康への配慮》
はじめに
介護者の健康状態をみると持病のある者が45%も あり、これは60歳以上の介護
者が 40%に 達していることも関係し、老齢の介護者の 70%に 持病があった。健康
上の訴えを見ても介護者の 「疲れがひどい」「睡眠不足」「腰が痛い」等の健康上の
障害が 600/6以上にのぼり、40%の 人が 「自分の体がまいつてしまう」と健康の喪
失に危機感を抱いてる。また 「イライラする」「気が重い」といった精神面の訴え
も少なくない。
家族に接するときの態度
① 家族関係を客観的に理解する
家族史の理解~家族関係を理解するには過去にさかのぼつて家族の人間模様が
築かれた過程を理解しなくてはならない。家族史は千差万別であるが、その中で家
族関係を理解するにはそれを 「良い」「悪い」と看護師の価値観で一方的に判断し
てはならない。家族関係を一方的に評価したところで問題解決には一方に寄与しな
いどころか、看護師と家族の関係を開ざすことにもなりかねない。
② 事実と感情の区別
高齢者と家族の関係は双方の利害が対立していたり、過去の感情が反映するため
家族関係を正しく理解す
《介護者の健康 へ の配 慮》
は じめに
介護者 の健康状態 をみ る と持病の ある者が 45%も あ り、これ は 60歳 以上の介護
者 が 40%に 達 していることも関係 し、老齢の介護者の 70%に 持病が あ った 。健康
上の訴 えを見 ても介 護者 の 「
疲れ が ひ どい」「
睡眠不足」「
腰 が痛 い」等の健康上の
上 にのぼ り、40%の 人が 「自分の体がまいつて しま う」 と健康 の喪
障害が 600/6以
失 に危 機感 を抱 いて る。また 「イ ライラす る」 「
気が重 い」 といった精神面の訴 え
も少な くない。
家族に接す るときの態度
① 家族関係 を客観的に理解する
家族史の理解 〜家族関係 を理解するには過去にさかのぼつて家族の人間模様が
築かれた過程を理解 しな くてはな らな い。家族史は千差万別であるが、その中で家
族関係を理解するにはそれ を 「良 い」「
悪 い」 と看護師の価値観で一方的に判断 し
てはな らない。家族関係を一方的に評価 したところで問題解決 には一方 に寄与 しな
いどころか 、看護師 と家族の関係 ...