廃用性症候群による障害

閲覧数10,714
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    廃用性症候群による障害
    筋・骨格系にあたえる影響
    筋萎縮・筋力低下
    臥床安静後3~7日ころから、筋の構成成分であるたんぱく質が減少しはじめ、筋力低下・筋萎縮を引き起こす。
    筋力低下は歩行に必要な殿部・大腿・下腿の筋にいちじるしく、歩行を不安定にし、
    また床からの立ち上がりを困難にしたり、足の挙上が十分にできずつまずく。
    廃用性の骨萎縮
    臥床安静後2~3日ころから、体重をささえる必要のなくなった骨は、その主成分であるリン酸カルシウムを体外に排泄しはじめる。その結果、骨はもろくなり、廃用性の骨そしょう症を引きおこす。
    関節可動域制限(拘縮)
    関節をとりまく可動性のある疎性結合組織は不動状態の4日目ごろから緻密な結合組織が変化しはじめ、関節の可動域に制限をきたし、痛みももたらす(拘縮)。
    呼吸器系にあたえる影響
    無気肺、沈下性肺炎
    肋骨に対するベッドの圧迫や、横隔膜の挙上により、ベッド上仰臥位での呼吸は、胸郭がせまくなるので、立位で行う呼吸の2倍の努力を要する。また、肺の下野(仰臥位では背部)が圧迫され、その部分の末梢気道が閉塞され、血流もうっ滞し、効果的な換気ができなくなる。
    さらに長期の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。