看護実習記録(看護実習レポート)における、全体関連図の作成は大変時間がかかりますよね・・・。関連図は病態関連図と全体関連図があります。全体関連図とは、患者の疾患と患者の全体像を一覧化した図です。
この事例を参考にすれば、関連図作成が早まること間違いなしです!
看護実習、学生指導、新人教育等でご活用下さい。
老年期肺炎
肺炎患者の看護計画(参考)
Ⅰ.アセスメントの視点
急性期は、エネルギー消耗を最小に保ち、自然治癒力を高め、合併症を防ぐことが重要。また、苦痛を和らげる視点も忘れないようにする。
Ⅱ.問題リスト
#1.血液の酸素不足による喘鳴と呼吸困難がある
#2.咳嗽、去痰困難による苦痛がある
#3.持続する発熱のため倦怠感がある
#4.精神的苦痛がある
#5.体液量、栄養状態の不足がある
#6.ADL不足がある
#7.睡眠の障害がある
#8.誤嚥性肺炎の危険がある
Ⅲ.看護目標
正常な呼吸を維持する
発熱にともなう身体的苦痛が軽減される
精神的苦痛が緩和される
体液量、栄養状態が十分に保たれる
日常生活行動が行われる
十分な睡眠が得られる
不安や気がかりなどが解消あるいは軽減し精神的に安定する
炎症所見が消失する
合併症を併発しない
再発予防のために必要な生活上の摂生が守られる
Ⅳ.看護問題
#1.血液の酸素不足による喘鳴と呼吸困難がある
[要因]・無効な呼吸方法
・ガス交換の障害に伴う組織の低酸...