看護実習記録(看護実習レポート)における、全体関連図の作成は大変時間がかかりますよね・・・。関連図は病態関連図と全体関連図があります。全体関連図とは、患者の疾患と患者の全体像を一覧化した図です。
この事例を参考にすれば、関連図作成が早まること間違いなしです!
★全体関連図 大腿骨頸部骨折★
看護実習、学生指導、新人教育等でご活用下さい。
大腿骨頚部骨折
参考文書
大腿骨頚部骨折とは
大腿骨頚部骨折とは大腿骨の脚の付け根に近い部分の骨折である。
股関節の関節包の外側で骨折する「外側(がいそく)骨折」と、関節包より内側で骨折する「内側(ないそく)骨折」とに分けられる。関節包とは、文字通り関節の包みのことで、この内側が関節の中、ということになる。
腿骨頭・頸部は人体で最長で最強の長管骨の一部であり、関節軟骨で包まれ、カップ状の寛骨臼と股関節を形成している。股関節の運動は、屈伸、内・外転、内・外旋の運動である。
腿骨頭の血行について
大腿骨頭は、被膜下動脈と大腿骨頭靭帯動脈により栄養を受ける。これらの動脈は、大願骨頸部の関節包が付着する部位近くの関節包外で、内側回旋動脈と外側回旋動脈とで形成される動脈輪から分岐する。特に被膜下動脈から分かれている後上血管束は、骨頭の2/3近くの広域を栄養しており、大腿骨頭の栄養血管として最も重要である。骨折によりこの血行が絶たれるか否かが、予後に大きく影響する。
関節包の外側は血流がよいため骨がつきやすいが、内側は血流が乏しいため折れた骨はな...