インサイダー取引規制の概要

閲覧数1,761
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 38ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1983年11月・レーガン米大統領 来日
      『レーガノミックス』と称される経済方針に基づいて、日本の金融市場・資本市場の開放を強く要求。

      1984年を契機に、この『レーガノミックス』を受けた形で、日本の金融・証券市場における大幅な自由化措置がとられることになる。

     【”自由化措置”の具体化】
    実需原則の廃止(1984年4月1日より)・・・〔※用語?〕
      →投機的株式投資への積極的参加を促進
    円転換規制の撤廃 (同年6月1日より)・・・〔※用語?〕
      →海外資本市場への大量投資を促進
    1985年・プラザ合意
    →先進諸国間(G5)において、『ドル高是正』のための積極的介入政策の必要性が再確認された運びとなる。
      
     政府は、進行する円高に対処すべく、公定歩合〔※用語?〕の継続的な引下げを実施
    1987年2月・公定歩合が2.5%の線まで至る


     金融自由化による投機的資金運用の本格化
     公定歩合の引下げによる膨大な資金余剰
    (1)個人投資家のレベルにおいて
      1987年2月には、民営化されたNTTの株が上場、また、同年4月に、かねてから「高額所得者の脱税の温床」として批判にさらされていた、いわゆる『マル優ー少額貯蓄非課税制度〔※用語?〕』が廃止されたこともあってか、個人資産の運用形態にも変化が生じたという背景から、個人投資家間における株式投資への関心を向上せしめ、『証券投資ブーム過熱』への、より一層の拍車をかけたのであった。
    (2)企業のレベルにおいて
      金融自由化による外資の流入と、すでに言及した個人投資家レベルにおける投資熱の高まりを背景として、企業の側も、投資家から証券といった形で、直接融資を受けることのできる資金調達方法、いわゆる『エクイティ・ファイナンス〔※用語?〕』によって資金調達能力を高めていった。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    序論・ 1980年代における『金融自由化政策』と、投機的株式投資時代の幕開け
    1983年11月・レーガン米大統領 来日
      『レーガノミックス』と称される経済方針に基づいて、日本の金融市場・資本市場の開放を強く要求。

      1984年を契機に、この『レーガノミックス』を受けた形で、日本の金融・証券市場における大幅な自由化措置がとられることになる。
     【”自由化措置”の具体化】
    実需原則の廃止(1984年4月1日より)・・・〔※用語①〕
      →投機的株式投資への積極的参加を促進
    円転換規制の撤廃 (同年6月1日より)・・・〔※用語②〕
      →海外資本市場への大量投資を促進
    1985年・プラザ合意
    →先進諸国間(G5)において、『ドル高是正』のための積極的介入政策の必要性が再確認された運びとなる。
      
     政府は、進行する円高に対処すべく、公定歩合〔※用語③〕の継続的な引下げを実施
    1987年2月・公定歩合が2.5%の線まで至る
     金融自由化による投機的資金運用の本格化
     公定歩合の引下げによる膨大な資金余剰
    (1)個人投資家のレベルにおいて
      1987年2月には、民営化されたN...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。