1.情報化社会の現状
自由で民主的な社会は、自由な思考と判断によるものであり、これを裏付けるのが、自由で公正、公平な資料・情報である。現代のように「情報化社会」(高度情報通信社会)と呼ばれる時代にあっては、情報は単に存在するだけでなく、我々がそれに関り合うことを要求しているのである。
現在、我々が手にする情報は加速度的にその量を増やしている。そこで問題となるのが、提供される情報量と個人の情報消費量とのアンバランスである。「知は力なり」と言われるように、情報は本来、人間に適正な意志決定を行わせ、その行動をよりよい方向へ導くものである。しかし、処理能力がない場合には、かえって情報が混乱のもとになるのである。
2.情報化社会の現状
「情報リテラシー」とは、いわば「情報を取得し、考え、表現する能力」である。我々は社会に存在する全ての情報を吸収消化することは出来ない。しかし、人間の意志決定や、その行動の基礎として情報が不可欠であることも事実である。つまり、情報化社会に生きていく上では「情報リテラシー」(情報活用能力)を身に付け、それを高め養うことが重要な意味を有するのである。
3.生涯学習の必要性
現代は、技術・知識が非常な勢いで進歩している流動的社会であるため、生涯にわたっての学習の必要性が問われている。
情報化社会・生涯学習社会における、公共図書館の役割と意義
情報化社会の現状
自由で民主的な社会は、自由な思考と判断によるものであり、これを裏付けるのが、自由で公正、公平な資料・情報である。現代のように「情報化社会」(高度情報通信社会)と呼ばれる時代にあっては、情報は単に存在するだけでなく、我々がそれに関り合うことを要求しているのである。
現在、我々が手にする情報は加速度的にその量を増やしている。そこで問題となるのが、提供される情報量と個人の情報消費量とのアンバランスである。「知は力なり」と言われるように、情報は本来、人間に適正な意志決定を行わせ、その行動をよりよい方向へ導くものである。しかし、...