1.日本の現状
学級崩壊とは、授業中にいたずらをする、教室を歩き回ったり、私語が絶えなかったり、注意に反抗する、無断で教室を出ていくなど、通常の授業が困難な状態となった学級である。
東京都では、4分の1の学校で、正常な授業を成立できないでいるという学級崩壊をしているクラスがあるそうだ。
このような「学級崩壊」現象が、全国的に広がっている。東京都教育庁が昨年行った都内の全公立小学校1393校を対象とする調査結果では、次のような結果が報じられている。
昨年度一年間に「授業が始まっても自分の席に着こうとせず、おしゃべりをしたり遊んだりしている」状態が一定期間継続している小学校が314校(全校の22.5%)あった。
学級崩壊と対をなす現象が、不登校である。年間30日以上欠席した不登校の小中学生は昨年度、計12万7694人いる。
2.なぜ学級崩壊が起きているのか
(1)親や保護者の原因
今の親たちは、自分の子供が学級崩壊の一翼を担っていても「まさかうちの子が」などと信じず、学校のことだからと学校のせいにする傾向がある。けれども、学級崩壊問題の一番大きな原因は家庭にあると思う。
少子化の影響で、兄弟が少なく、親によって過干渉、過保護に育てられ、兄弟喧嘩や、泣かされたりする事が少なくなったからか、「相手への痛み」の配慮が欠けている。学校で、集団行動を強制することが少なく、子供が人に迷惑をかけたときに、親が叱らない。そのために、自分を絶対的思い、他人のことを考えられない。
しかし、一番の原因は、子どもの「しつけ」だ。では、その「しつけ」を誰がするのか、学校でもないし、保育園、幼稚園でもない、「親」なのだ。他人の迷惑にならなければ、自分の好きにしていいと言う。
学 級 崩 壊 に つ い て
1.日本の現状
学級崩壊とは、授業中にいたずらをする、教室を歩き回ったり、私語が絶えなかったり、注意に反抗する、無断で教室を出ていくなど、通常の授業が困難な状態となった学級である。
東京都では、4分の1の学校で、正常な授業を成立できないでいるという学級崩壊をしているクラスがあるそうだ。
このような「学級崩壊」現象が、全国的に広がっている。東京都教育庁が昨年行った都内の全公立小学校1393校を対象とする調査結果では、次のような結果が報じられている。
昨年度一年間に「授業が始まっても自分の席に着こうとせず、おしゃべりをしたり遊んだりしている」状態が一定期間継続している小学校が314校(全校の22.5%)あった。
学級崩壊と対をなす現象が、不登校である。年間30日以上欠席した不登校の小中学生は昨年度、計12万7694人いる。
2.なぜ学級崩壊が起きているのか
(1)親や保護者の原因
今の親たちは、自分の子供が学級崩壊の一翼を担っていても「まさかうちの子が」などと信じず、学校のことだからと学校のせいにする傾向がある。けれども、学級崩壊問題の一番大きな原因は家庭に...