資料:2件
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『沈黙』を読んで
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『沈黙』を読んで
17世紀前半、日本において厳しいキリシタン弾圧が行われていた頃、ローマ教会に一つの報告がもたらされた。イエズス会が日本に派遣したフェレイラ教父が棄教を誓ったというのだ。それを受けたフェレイラの教え子のロドリゴらは、信仰の火種を絶やしてはいけないという思いと、恩師の棄教という受け入れがたい事実が本当か否か確かめるため、日本への渡航を企てる。
道中でキチジローという男の助けも受け、日本への潜伏に無事成功するロドリゴとガルペ。彼らはそこで、密かに信仰を続ける切支丹の姿を目にする。あまりに悲惨な農民である彼らにとって、その信仰は、数多の貧困や苦難に対する唯一の救いなのだ。しかしそんな彼らに、役人の拷問や処刑が容赦なく襲い掛かる。その姿から、ロドリゴには一抹の不安が巡っていく。神はなぜこんな苦難を彼らに与えるのか、なぜ彼らに対して沈黙を続けるのか、と。やがてロドリゴ自身も、キチジローの裏切りにより奉行所に捕えられてしまうのであった。
悲劇はなおも続く。役人に処刑され、次々と殉教する信者たち。そして彼らを追って命を落としたガルペ。祈ることしかできないロドリゴは、ひたすら神の
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遠藤周作
キリスト教
感想文
文学
小説
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『沈黙の春』を読んで
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「沈黙の春」(Silent Spring)はチェル・カーソンが1958年から1962年までの4年間を費やして書いた環境問題の古典であり、出版から半世紀近く経った現在でもその内容から学ぶところは多い。この論文の重要さを示すかのように、「沈黙の春」やカーソン自身に焦点をあてた文献は現在にいたるまで数多く出版されてきた。「沈黙の春」に影響を受け、カーソンの後を継ぐ形で環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)の研究を続けた者も数多くいる。1996年にシーア・コルボーンによって出版された「奪われし未来」(Our Stolen Future)には科学的根拠をもった環境ホルモンの危険性や、どうすれば化学物質から身を守ることができるかというアドバイスなどが書かれており、「沈黙の春」の比較対象とされることが多い。「沈黙の春」は全世界で初めて化学物質の危険性を指摘した文献として名高いが、1960年代の科学技術では化学物質が生物に与える影響について科学的解明がなされておらず、その役割は「化学物質の危険性について警鐘を鳴らす」ことであったようだ。
今でこそ誰もが「環境ホルモン」という言葉を知っており、その危険性を認識しているが、当時はその概念がまったくなかった。
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