1 企業社会と人材戦略
(1) 最近「裁量労働」制が国の制度として検討されている。いわゆる労使の対立で、結論ははっきりしないが、私の見るところ従来の定時間制労働体系(日8時間、週40時間・・労働基準法など)は大きく変容せざるを得ないと思われる。
その理由は、現代の企業にとっての価値の源泉が従来は「少品種大量生産」であったものが2次工業製品についてグローバリズムのもとで、それに対応しやすい国家間分業で代替されてきているからである(40年前の欧米と日本、20年前の日米などと韓国、10年前からの日米欧と中国・・)。
こうした“単純な”加工型製品の生産的な付加価値は追いかける国家にとってはキャッチアップしやすいが、そうした製品を生み出すアイデア、生産技術のシステム、周辺技術の総合性などは常にトップランナーである少数の国家によってしか生み出すことは出来ない
(堺屋太一、知価革命)。
このことが日本では国際的な資本の競争の問題として意識されてきている。
(2) しかし同じ発想法による日本国内のあらゆる労働力がすでに再編されてきている。
ハッピーキャンパス
レポート
2006mon10
現代学生の将来選択
目 次
1 これからの企業社会と人材戦略
2 これからの日本社会と人材ニーズ
3 現代学生の多様な選択肢
1 企業社会と人材戦略
(1) 最近「裁量労働」制が国の制度として検討されている。いわゆる労使の対立で、結論ははっきりしないが、私の見るところ従来の定時間制労働体系(日8時間、週40時間・・労働基準法など)は大きく変容せざるを得ないと思われる。
その理由は、現代の企業にとっての価値の源泉が従来は「少品種大量生産」であったものが2次工業製品についてグローバリズムのもとで、それに対応しやすい国家間分業で代替されてきているからである(40年前の欧米と日本、20年前の日米などと韓国、10年前からの日米欧と中国・・)。
こうした“単純な”加工型製品の生産的な付加価値は追いかける国家にとってはキャッチアップしやすいが、そうした製品を生み出すアイデア、生産技術のシステム、周辺技術の総合性などは常にトップランナーである少数の国家によってしか生み出すことは出来ない
(堺屋太一、知価革命)。
このことが日本では国際的な資本の競...