連関資料 :: 触2点閾

資料:9件

  • ○目的 伝統的な閾の測定方法の一つである極限法を用いて、身体の異なる部位で触2点閾を測定し、身体の部位と測定方向によって閾値がどのように変化するかを検討する。更に、極限法(上下法)による閾の測定方法についても理解する。閾とは、光や音などの刺激の有無、同種刺激間の差異などが感知できるか否かの境目の事、つまり刺激の最小値のことであり、またその境目にあたる刺激の強さを閾値という。 ○方法 極限法の中の1変形である、上下法、または階段法で測定し、反応は2件法(2点、1点)によった。実験者が上のレベルから下のレベルへ、の様に一方通行的に調節するのが「極限法」である。もっと正確に測ろうとする際に用いる、「上下法(階段法)」という手段で測定した。これは極限法の亜型の様な方法であり、極限法が一方通行的に下げるだけ上げるだけだったのに対し、下げて被験者の反応が変化したら上げてみて、また変化したら下げてみて、の試行を繰り返して平均をとる方法である。 a)使用器具 Spearman型触覚計 b)検査部位 ①前腕の内側で肘の関節と手首の中間の部位        ②掌  ③中指の指頭中央 c)検査方向 縦、横の
  • レポート 心理学 極限法(上下法) 予測 測定部位 刺激部位
  • 550 販売中 2005/07/21
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  • 触二点閾  コンパスなど先の尖った物で皮膚の表面に触れる時、先端の2点の間隔がある程度以上に広ければ2点と感じられるが、間隔が狭いと1点のように感じられる。  この内、ふたつの刺激の強さや性質を区別し感じうる刺激差の最小の精度を指すものを弁別閾という。閾とは、光や音などの刺激の有無、同種刺激間の差違などが感知できるか否かの境目、つまり刺激の最小値の事であり、その境目にあたる刺激の強さを閾値という。  閾の測定法のひとつである極限法を用いて、前膊で触2点閾を測定した結果、下降系列より上昇系列の方が平均の値が小さい事から、人は上昇系列の方が触覚を感じやすいと考えられる。  また、練習の効果や疲労など、2点閾の値を左右する要因について考察した。 問題  ふたつの刺激の強さや性質の区別を感じうる刺激差の最小の精度を弁別閾という。このような感覚系についての研究は19世紀半ばWeber(1834)、Fechner(1860)らによって始められ、特にFechnerはこうした研究をPsychophysics(精神物理学)と命名した。  この弁別閾と刺激量との間にどのような関係があるかを定式化したものがWeberの法則である。これによると、弁別閾は基準となる刺激量の増加に伴って増加するという比例関係が成り立つ。なお、Weber比は感覚の種類によって異なる。  皮膚感覚の鋭さについて調べ、触れる2点の感覚が広い程、2点だという事を判断しやすくなると仮定し、Weberの実験結果と比較した。
  • レポート 心理学 ウェーバー 弁別閾 触2点 閾値 実験
  • 550 販売中 2006/06/16
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  • はじめに ものさしや目盛は物質の量や長さを表すだけではなく、その測定の結果として、その物質の性質や価値をも表す価値判断の目安として社会的にも非常に馴染みのあるものである。例えば、Aという2ℓ入りの水と、Bという500ml入りの水があったとする。これを、少し喉が渇いたというときではAの水ではなく、Bの水を口にするはずである。なぜなら、Aの2ℓという水の量は、のどの渇きを満たすのに十分すぎる量であるということが、「2ℓ」という量を示す目盛によって価値判断されるためである。このように、ものさしや目盛は物質的な事物を測定することにおいて、必要不可欠なものであるといえる。  では人間の内面世界、つまり精神的な事物に関してはどのようなものさしや目盛が存在し、どのような測定を行うのだろうか。測定対象となりうる精神的な事物として挙げられるのは、満足感や達成感といった感情や情動、またかゆい、痛いといった触覚的感覚の量などである。しかしこれは、目に見えるものではないので~cmや~ℓといった物質的な量を表す単位によって表すことができない。言い換えれば、心という個人の内部の現象を物質的な単位によって測定することができないのである。 この問題は心理学の科学としての成立においての非常に大きな問題であった。そして、この精神的な事物に関する判断基準の土台となったのが精神物理学に基づいた測定法であった。精神物理学とは、フェヒナーが心と身体の関係を科学(数学)として提唱し、物理的または数学的な考え方で心をとらえようとする学問のことである。そして、精神物理学では感じるか感じないかの境界値を0とし、0よりプラスを感じる、0よりマイナスを感じないとすることで個人の内面的事象の測定法を体系化した。そして、この境界値のことを閾値と呼ぶが、閾値よりプラスを感じるとしているということは、閾値を越えれば測定対象である事象は発生するということになる。つまり、閾値が感覚や反応が生じるために必要とされる最小限の値であるといえる。  そして、この概念に基づいて閾値を計測する精神物理学的測定法として、3つの測定法がある。まず1つ目はある決められた感覚を得られるよう被験者自身が自由に刺激を調節する調整法である。この測定法は、簡易で時間の節約ができるが、被験者の調整が難しく予また被験者の予想が入り込み、事象の変化に関する弁別の閾値である弁別閾の測定は困難である。2つ目は、比較刺激の変化段階を実験者が予め設定し、無作為に呈示するという恒常法である。この方法は、被験者が自由に調節できる調整法とは対照的に厳密な測定法であるが、それぞれの変化段階において同回数反復を行い、またこの反復回数を多くする必要があるために、時間がかかる。そして3つ目は比較刺激を実験者が段階的に調節するという極限法である。極限法では比較刺激を小さい刺激から小刻みに大きくしていく上昇系列と、大きい刺激から小刻みに小さくしていくという下降系列の2つの手続きを行い、その2つの系列の中間の値を閾値とする。また、恒常法に比べ短時間、調整法に比べて被験者の予想が入りにくい。   本研究では、個人の内面的事象の一つとして、触覚刺激による反応を取り上げ、上に述べた精神物理学的測定法の1つである極限法を用いて触2点における閾値を測定した。この触2点における閾値、触2点閾とは、触覚的に2点が2点として弁別されるために必要な2点感覚の臨界値のことである(心理学実験指導研究会,1985)。また、近年感覚の測定における精神物理学的な問題に適応されることが多くなった信号検出
  • レポート 心理学 触2点閾 認知 知覚 ウェーバー 精神物理学
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  • 異なる身体部位のの違いと関係
  • 題目  「異なる身体部位の触2点閾の違いと関係」 要約  この実験は異なる身体部位で触2点閾を測定し、身体部位によってどの程度異なるのか測定するために行った。スピアマン式触覚計を使用し、20歳の女子大生を対象とした。  まず初めに測定する身体部位を選んだ。それから触覚系を目で見ないようにしながら、上昇系列なら1点から2点に感じる境目、下降系列なら2点から1点に感じる境目を記録用紙に記入した。  結果、上昇系列より下降系列のほうが平均の値が小さいことから、人は下降系列のほうが触覚が感じやすいと考えられ、全平均が頸より前腕のほうが値が大きいことから人は前腕より頸のほうが触覚が敏感であると考えられる。 目的 異なる身体部位で触2点閾を測定し、身体部位によってどの程度異なるのか数量的に測定する。それからどのような関係性があるのかも調べる。 方法 被験者 20歳の女子大生を対象とした。(内班員5名) 装置  スピアマン式触覚計(TAKEI SCIENTIFIC INSTRUMENTS CO.,LTD.)を使用した。 手続き まず初めに2点閾に違いのありそうな部位を2箇所選んだ。次に触覚計の値を1,4,7,10mmと変化させ、自分なりの基準を持てるように練習試行を行った。なお、被験者は目を閉じておき、触覚計を目で見ないようにした。2点の間隔がどのくらいあれば2点と感じ、どのくらい狭まれば2点と感じられないのか、刺激変化の幅の見当をつけ、極限法によって測定を行った。
  • レポート 心理学 触2点域 弁別閾 上昇系列 下降系列 触覚系
  • 550 販売中 2006/05/22
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