腹部・消化器系の診察技術
腹部・消化器系の診察技術の留意点
膀胱を空にしておく
診察の順序:視診→聴診→打診・触診
触診・打診を行うことで腸の蠕動運動が誘発される恐れがあるため、腹部に関しては聴診を触診打診より先に行う。
腹壁の緊張を取る配慮
体位;膝を軽く曲げた仰臥位、手は身体の横か胸の上に置いてもらう
リラックスしてもらうために常に声をかけ、説明を十分に行う
聴診器と自分の手を温めておく
爪は短く切っておく
触診時、痛みのある部位は一番最後に行う
診察は患者様の右側から行う
視診
腹部の外観
輪郭、左右対称性、表面の拍動や動きを観察する。
正常所見
腹部の膨満
ガスの貯留、肥満時―臍が...