分析化学レポート
イオン交換 実習日2006/11/08
目的:イオン交換樹脂を用いてイオンの定量および分離の実験を一例ずつ行うことによって、イオン交換クロマトグラフィーの手法を学ぶ。
実験手順:
陽イオン交換樹脂による銅イオンの交換滴定
陽イオン交換樹脂のカラムに2M塩酸を流して樹脂をH型にし、十分に水洗し流出液がメチルオレンジに対し酸性を示さないようにしておく。
硫酸銅水溶液10mlをホールピペットでとり、カラムに通し、流出液はコニカルビーカーに受ける。
さらに多量の水を流し、液量が80~100mlになったらフェノールフタレインを2,3滴加え、0.1M水酸化ナトリウム標準液で滴定する。
銅イオンをカラムから溶離しないでさらに1,2回同様の操作を行い平均値を求め、この値から銅イオンの濃度(mol/l)を計算する。
使用したイオン交換樹脂:DOWEX 50w-x8 (MESH 50-100 FORM H+) 室町化学工業株式会社
カラムサイズ:長さ9cm、内径2.7cm
陰イオン交換樹脂による鉄、コバルト、ニッケルの分離
陰イオン交換樹脂のカラムに12M塩酸10mlを通し、水洗しないま...