我々人間はみな、それぞれに個性を持っており、外見が異なるように内面も異なり、これは生まれたばかりの赤ちゃんから高齢者に至るまで、人間である以上全ての者が持ち合わせているのが「個人差」なのである。
『子どもの個人差について』
我々人間はみな、それぞれに個性を持っており、外見が異なるように内面も異なり、これは生まれたばかりの赤ちゃんから高齢者に至るまで、人間である以上全ての者が持ち合わせているのが「個人差」なのである。
個人差が生じる要因は「遺伝」によるものなのか、「環境」によるものなのか、長い間議論がなされ研究が進められているが、人間の個性の起源は誕生して間もない頃と示されている。しかし、その後どのような環境にいたかによって大きく影響されることも事実である。近年は両方の要因が作用していると言える。 また、母体内での環境要因も大きく影響しているとされ、胎児の頃よりクラシック音楽を聞かせたり、話しかけたりなど特別な環境を与え、生誕前より様々な方法でアプローチを行っていくケースが増えている。
子どもの個人差について、いくつかの角度から考察していく。
(1)知能について
教育の面から見ると個人差の中で注目すべきものは知的ともいえる。最近では子どもの知能を、客観的に測定するために、様々な知能検査が考案されている。
子どもの知的行動における特徴は、それぞれの子どもが育てられてきている...