「自然を取り入れた保育を展開する上での環境構成及び援助・留意点について」
幼児期はその特性として、身体的な発達の基礎が出来上がり、運動機能が急激に発達する時期であるといえる。この時期の運動機能や身体的な発達は著しく、これらの成長を望むには幼児期にどのような活動を行っていたのかが重要となる。さらに好奇心・探求心が盛んで、感性の豊かな時期である。わが国では乳幼児期における集団施設保育のあり方の基本を「環境による保育」としており、幼児の諸機能の発達を望む活動には環境設定が重要となる。
子どもの遊びを援助するにあたり、欠かせない環境の一つが「自然」である。土や木々、草花、空や風、水など様々な自然の...